県市町村対抗駅伝で豊橋市準優勝

　「愛知万博メモリアル第12回愛知県市町村対抗駅伝競走大会」が２日、長久手市の愛・地球博記念公園の９区間28・７㌔のコースで開かれた。県内54市町村が出場し、豊橋市が１時間32分43秒で昨年と同じ準優勝。豊川市もほぼ前半を独走するなど５位と健闘した。豊田市が３大会ぶりに優勝した。
　豊橋市は７区・東出早紀子さん（21＝日本郵政）が区間４位の10分32秒の快走を見せた。３位でたすきを受けると、得意の上り坂でぐんぐんギアを上げ、豊川市、豊田市を視界にとらえた。終盤の下り坂で一気に２人を抜き去ると、そのまま首位で８区の城所日和さん（岡崎学園高１）にたすきを渡した。
　城所さんが高校駅伝県予選優勝の原動力となった豊田市の藤中佑美さん（光ヶ丘女子高２）に抜かれ、４大会ぶりの優勝は逃したが、全員が来年につながる走りで健闘。過去に豊橋市の優勝に貢献したリオデジャネイロ五輪代表・鈴木亜由子さんの後輩として力を付ける東出さんは「亜由子さんのこともあってプレッシャーもあったけど、思った以上にいい走りができた」と振り返った。
　豊川市は１区・永井美希さん（豊川西部中３）が９分30秒で３位で２区の近藤幸太郎さん（豊川工業高２）にバトンタッチ。高校駅伝県予選で区間賞に輝いた近藤さんは残り１㌔付近の下り坂でラストスパートをかけて首位に躍り出ると、区間賞の14分04秒をマーク。その後チームは７区の途中までトップを独走した。近藤さんは「永井さんがトップが見える位置で来てくれて、絶対に１位になってやろうと思った」と話した。
　田原市も吉居駿恭君（田原東部中２）が５区で区間賞（９分20秒）を記録するなど、４位と健闘した。
（由本裕貴）

　東三河８市町村の成績　

【市の部】
　２位　豊橋市（１時間32分43秒）
　４位　田原市（１時間33分39秒）
　５位　豊川市（１時間34分27秒）
　21位　新城市（１時間38分48秒）
　36位　蒲郡市（１時間44分29秒）
【町村の部】
　14位　東栄町（１時間56分17秒）
　16位　豊根村（１時間56分49秒）
　　　　設楽町（途中棄権）