世界初のマスク内蔵マフラー発売

　花粉やＰＭ２・５を防ぐ高性能マスクなど製造販売するくればぁ（豊橋市大村町、中河原毅社長）は19日、世界初というフィルターマスク内蔵のマフラー「ｂｏ‐ｂｉプロテクトスカーフ」を発売した。かぜウィルス対策、タバコ臭カットなど目的別の３タイプを用意し、世界的なデザインオフィスｎｅｎｄｏ（東京都港区）によるスタイリッシュなデザインを採用。日本製カシミヤ１００％の高品質で、税込み４万７８００円。初年度売り上げ１億円を見込む。
　“マスク着用は特別な病気などの時”が常識の欧米人にとって、多くの日本人がマスクをしているのは異様に見える－という点に着目した新商品。およそ30㌢×２００㌢の大きさで一見ふつうのマフラーだが、裏側中央部に高機能メッシュフィルター用のポケット（大人の顔サイズ）が設けてあり、ここにフィルターマスクを装着する。「マスクを着けたくない、でも花粉症などでマスクがないと困る。そんな人のために使っていただければ」と中河原社長は売り込む。
　フィルターマスクはずれにくい設計で、取り外して洗うことができる（約１００回の洗濯が可能）。商品には洗い替え用のフィルターもセットで含まれているため、毎日清潔な状態で着用が楽しめる。目的別に①レギュラータイプ＝花粉、ＰＭ２・５、黄砂、かぜ・菌、ウィルス飛沫を99％カット②カロリータイプ＝呼吸時に一定の負荷を与えることで１日２００～４００ｋｃａｌの消費を促す③プロタイプ＝①にタバコ臭カットや放射性物質を吸着除去するフェイルターを追加－の３タイプがあり、黒、ベージュ、ライトグレーの３色をそろえた。
　「商品名のｂｏ‐ｂｉ（ボービ）は防備という意味です」と言って笑う中河原社長。年末年始は、英独などヨーロッパへトップセールスに出かけるという。なおこのスカーフは税込４万９９８０円で、自分に合ったサイズのオーダーメイドにも応じる。問い合わせは同社（０５３２・51・４１５１）まで。
（藤田彰彦）