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認知症初期集中支援チーム 蒲郡でスタート

家庭訪問して支援チームスタートを知らせる包括支援センター担当者=蒲郡市内で(蒲郡市提供)
家庭訪問して支援チームスタートを知らせる包括支援センター担当者=蒲郡市内で(蒲郡市提供)

 認知症高齢者への支援体制を早い段階から構築していく蒲郡市の「認知症初期集中支援チーム」が20日、スタートした。市内4カ所の地域包括支援センターを相談窓口とし、支援につながりにくい認知症の疑いがある人の家庭に医療専門職のチーム員が出向いて相談に応じていき、おおむね6カ月以内に必要な医療介護サービスにつなげていく。
 チームは、保健師・看護師、社会福祉士、サポート医の専門職員がメンバーとなる。市では人員の補充を図って東部(大塚・三谷中学校区)中央(蒲郡中校区)みらいあ(中部中校区)西部(塩津・形原・西浦中校区)の4地域包括支援センターに配置して相談窓口にした。
 各センターに寄せられた相談に対し、専門職員が対象となる人の家庭に出向いて聞き取る。市では月1回程度の全体会議を開催し、認知症サポート医を含む専門チームで支援方針を検討し、2カ月から6カ月程度を期間とする医療福祉サービスにつなげていく。またサービス終了後も2カ月程度の期間で訪問して聞き取るモニタリングも行っていく。
 同市長寿課によると認知症の症状があっても介護保険サービスに結び付いていない可能性があるケースも見られるという。担当者は「地域の人たちが気づいて見守りや手助けをしていくことも望まれます」と話している。
 今後は同居者だけでなく独り暮らしの高齢者ら対象者への支援体制の構築も望まれる。
 こうした取り組みは東三河では田原、豊橋の両市で行われている。
(安藤聡)

 認知症高齢者への支援体制を早い段階から構築していく蒲郡市の「認知症初期集中支援チーム」が20日、スタートした。市内4カ所の地域包括支援センターを相談窓口とし、支援につながりにくい認知症の疑いがある人の家庭に医療専門職のチーム員が出向いて相談に応じていき、おおむね6カ月以内に必要な医療介護サービスにつなげていく。
 チームは、保健師・看護師、社会福祉士、サポート医の専門職員がメンバーとなる。市では人員の補充を図って東部(大塚・三谷中学校区)中央(蒲郡中校区)みらいあ(中部中校区)西部(塩津・形原・西浦中校区)の4地域包括支援センターに配置して相談窓口にした。
 各センターに寄せられた相談に対し、専門職員が対象となる人の家庭に出向いて聞き取る。市では月1回程度の全体会議を開催し、認知症サポート医を含む専門チームで支援方針を検討し、2カ月から6カ月程度を期間とする医療福祉サービスにつなげていく。またサービス終了後も2カ月程度の期間で訪問して聞き取るモニタリングも行っていく。
 同市長寿課によると認知症の症状があっても介護保険サービスに結び付いていない可能性があるケースも見られるという。担当者は「地域の人たちが気づいて見守りや手助けをしていくことも望まれます」と話している。
 今後は同居者だけでなく独り暮らしの高齢者ら対象者への支援体制の構築も望まれる。
 こうした取り組みは東三河では田原、豊橋の両市で行われている。
(安藤聡)

家庭訪問して支援チームスタートを知らせる包括支援センター担当者=蒲郡市内で(蒲郡市提供)
家庭訪問して支援チームスタートを知らせる包括支援センター担当者=蒲郡市内で(蒲郡市提供)

カテゴリー:社会・経済 / 政治・行政

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