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鳥インフル警戒強める豊橋動植物公園

鳥類の獣舎で網の穴やほつれを確認する飼育員=豊橋総合動植物公園で
鳥類の獣舎で網の穴やほつれを確認する飼育員=豊橋総合動植物公園で

 名古屋市千種区の東山動植物園で6日、飼育中に衰弱死したコクチョウ1羽からA型鳥インフルエンザの陽性反応が出たことを受け、豊橋市大岩町の豊橋総合動植物公園では、ダチョウの展示中止や野鳥からウイルスが持ち込まれないよう獣舎の補強などを急ぎ、警戒を強めている。
 同園は75種357羽の鳥類を飼育。先月、秋田や青森の養鶏場などで相次いで高い致死性と強い伝染力を持つ高病原性鳥インフルエンザが確認されて以降、園内の大沢池で飼育していたハクチョウとガンを屋内に移動。また、屋外展示している鳥類獣舎の周囲を細かい網で二重に囲うことで、野鳥からの接触を断ってきた。
 東山動植物園での感染報告を受け7日、国内では感染例のない野外のダチョウの展示も中止。さらに、感染媒介の懸念もあるネズミの侵入にも備え、獣舎を覆う網にほつれや穴がないか確認した上で、地面との接触部分にコンクリート板を敷き、対策をより入念に行った。
 同園では2011年に市内の養鶏農場で高病原性鳥インフルエンザが確認されて以来、各門に消毒用マットを置き防疫してきたが、再度来園者にマットの利用徹底を促すため、看板を設置。来園者は靴底をこすりつけていた。
 同園の瀧川直史事務長(55)は「過去の経験から比較的早く対応できた。今後も外部との接触を絶つとともに、園の状況を見ながら監視体制を強化していく」と語った。
(飯塚雪)

 名古屋市千種区の東山動植物園で6日、飼育中に衰弱死したコクチョウ1羽からA型鳥インフルエンザの陽性反応が出たことを受け、豊橋市大岩町の豊橋総合動植物公園では、ダチョウの展示中止や野鳥からウイルスが持ち込まれないよう獣舎の補強などを急ぎ、警戒を強めている。
 同園は75種357羽の鳥類を飼育。先月、秋田や青森の養鶏場などで相次いで高い致死性と強い伝染力を持つ高病原性鳥インフルエンザが確認されて以降、園内の大沢池で飼育していたハクチョウとガンを屋内に移動。また、屋外展示している鳥類獣舎の周囲を細かい網で二重に囲うことで、野鳥からの接触を断ってきた。
 東山動植物園での感染報告を受け7日、国内では感染例のない野外のダチョウの展示も中止。さらに、感染媒介の懸念もあるネズミの侵入にも備え、獣舎を覆う網にほつれや穴がないか確認した上で、地面との接触部分にコンクリート板を敷き、対策をより入念に行った。
 同園では2011年に市内の養鶏農場で高病原性鳥インフルエンザが確認されて以来、各門に消毒用マットを置き防疫してきたが、再度来園者にマットの利用徹底を促すため、看板を設置。来園者は靴底をこすりつけていた。
 同園の瀧川直史事務長(55)は「過去の経験から比較的早く対応できた。今後も外部との接触を絶つとともに、園の状況を見ながら監視体制を強化していく」と語った。
(飯塚雪)

鳥類の獣舎で網の穴やほつれを確認する飼育員=豊橋総合動植物公園で
鳥類の獣舎で網の穴やほつれを確認する飼育員=豊橋総合動植物公園で

カテゴリー:社会・経済

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