文字の大きさ

豊川特別支援学校本宮校舎生徒が豊橋筆に触れる

羽田野さん㊨の説明を聞き、大きな筆を触る生徒ら=豊川特別支援本宮校舎で
羽田野さん㊨の説明を聞き、大きな筆を触る生徒ら=豊川特別支援本宮校舎で

 豊川市大木町の豊川特別支援学校(河合千丈校長)本宮校舎で7日、豊橋市嵩山町の伝統工芸品豊橋筆・嵩山工房(山崎亘弘代表)による出前講座が行われた。県産業労働部の「モノづくり魂浸透事業」で、同校舎では初開催となった。
 高等部1年の25人が山崎代表、羽田野晃一さん、渡邊一明さんから筆作りの仕組みや、筆にまつわる伝統や文化を学んだ。
 羽田野さんは馬やクジャク、スカンクなど珍しい動物の毛でできた筆を持ち寄り、生徒らに毛を触らせて感触の違いを説明。渡邊さんは筆作りを実践しながら「筆は立てて書くのが基本」「どんな下手な字でも、気持ちさえこもっていればいい」などと呼びかけた。
 のり付けなどで筆の仕上げ作業を披露した山崎代表は「みんな真剣に聞いてくれて、興味を示してくれてびっくり」と感心。本宮校舎には一般就労を目指す生徒が通っており、山崎さんは「筆職人の後継者も減っているので、少しでもこの仕事に関心を持ってくれたら」と期待した。
(由本裕貴)

 豊川市大木町の豊川特別支援学校(河合千丈校長)本宮校舎で7日、豊橋市嵩山町の伝統工芸品豊橋筆・嵩山工房(山崎亘弘代表)による出前講座が行われた。県産業労働部の「モノづくり魂浸透事業」で、同校舎では初開催となった。
 高等部1年の25人が山崎代表、羽田野晃一さん、渡邊一明さんから筆作りの仕組みや、筆にまつわる伝統や文化を学んだ。
 羽田野さんは馬やクジャク、スカンクなど珍しい動物の毛でできた筆を持ち寄り、生徒らに毛を触らせて感触の違いを説明。渡邊さんは筆作りを実践しながら「筆は立てて書くのが基本」「どんな下手な字でも、気持ちさえこもっていればいい」などと呼びかけた。
 のり付けなどで筆の仕上げ作業を披露した山崎代表は「みんな真剣に聞いてくれて、興味を示してくれてびっくり」と感心。本宮校舎には一般就労を目指す生徒が通っており、山崎さんは「筆職人の後継者も減っているので、少しでもこの仕事に関心を持ってくれたら」と期待した。
(由本裕貴)

羽田野さん㊨の説明を聞き、大きな筆を触る生徒ら=豊川特別支援本宮校舎で
羽田野さん㊨の説明を聞き、大きな筆を触る生徒ら=豊川特別支援本宮校舎で

カテゴリー:社会・経済

 PR

PR