「とよはし映画祭」オープニング作品決まる

園監督の「東京ヴァンパイアホテル　映画版」

　３月に豊橋市内で開催される「ええじゃないか　とよはし映画祭２０１８」（同映画祭実行委員会主催、東愛知新聞社など後援）のオープニングを、映画祭ディレクターを務める園子温監督（豊川市出身）作品「東京ヴァンパイアホテル　映画版」が飾ることが決まった。３月２日、同市藤沢町のユナイテッド・シネマ豊橋18で上映される。
　同作品は、アマゾンプライムドラマ「東京ヴァンパイアホテル」を映画版に編集。昨年11月に国際映画祭「第18回東京フィルメックス」で日本初披露されたものの、公開は未定となっている。
　吸血鬼同士の抗争と絶滅の危機に瀕（ひん）した人類の戦いを、夏帆や満島真之介らが熱演。繁華街で繰り広げる過激な銃撃シーンは一昨年11月、、豊橋駅前の路上で撮影した。
　園監督は「ドラマ版をさらに凝縮して、全く新しいラストシーンで生まれ変わった今しか見られない映画です。日本映画にはめったにお目にかかれない派手な銃撃戦が豊橋で撮影されました。必見です」とコメントを寄せている。
　また、プレイベントとして２月３、４の両日、小学４～６年生を対象に「子ども映画ワークショップえいがっこ！」を同市こども未来館ここにこで開く。映画監督の永田琴さんを講師に迎え、ｉＰａｄを使い映画を制作。作品は映画祭で上映する。各日定員15人（抽選）で、19日締め切り。申し込みは同映画祭実行委員会（０５３２・51・２１７９）へ。
　映画祭は３月２から３日間、同市穂の国とよはし芸術劇場プラットと開発ビル、新たにユナイテッド・シネマ豊橋18を加えた３カ所で行われる。昨年の１回目は23作品が上映され、３７００人以上が来場した。
（飯塚雪）