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豊川工業高OBが技能五輪国際大会で金メダル

水野校長に金メダル獲得を報告した岡野さん㊧=豊川工業高校で
水野校長に金メダル獲得を報告した岡野さん㊧=豊川工業高校で
競技中、プログラミングを見守る岡野さん㊧と佐藤さん(トヨタ紡織提供)
競技中、プログラミングを見守る岡野さん㊧と佐藤さん(トヨタ紡織提供)

 豊川市出身で、豊川工業高校(水野智久校長)電子機械科OBの岡野祥磨さん(22、トヨタ紡織)が昨年10月にアラブ首長国連邦で開催された技能五輪国際大会で優勝した。このほど母校を訪れ、喜びを報告した。
 岡野さんは一昨年10月の第54回技能五輪全国大会を制し、2年に一度開かれる国際大会への出場を決めていた。
 同じトヨタ紡織で岐阜市出身の佐藤健太さんとのコンビで「メカトロニクス」に出場。機械工学、電子工学、情報工学の3分野からなる競技で、実際の生産現場と同じような生産自動化モデルを使い、4日間かけて部品搬送装置の設計や組み立て、調整、プログラミング、トラブルシューティングをこなし、スピードや正確性、配線図通りになっているかなどの出来栄えを競った。
 37カ国が出場した中、得点は中国、ブラジル、スイスのチームに僅差で上回り、岡野さんは初出場で優勝という快挙を成し遂げた。「まさか金メダルを取れるとは思っていなかったからびっくり」と振り返り、豊川工業高卒業生として初の世界大会出場者としての偉業に「お世話になった方々に恩返しができた」と喜んだ。
 トヨタ紡織学園(刈谷市)の技能五輪グループ長として岡野さんを指導した和田栄二さんも「勉強熱心で前向きに研究でき、いろんなところに目を向けられる」と岡野さんを評価する。
 今後は指導員として後輩の育成にもあたる岡野さんは「この経験を伝えていきたい。毎回誰かが国際大会に出られるようにしたい」と話した。
(由本裕貴)

 豊川市出身で、豊川工業高校(水野智久校長)電子機械科OBの岡野祥磨さん(22、トヨタ紡織)が昨年10月にアラブ首長国連邦で開催された技能五輪国際大会で優勝した。このほど母校を訪れ、喜びを報告した。
 岡野さんは一昨年10月の第54回技能五輪全国大会を制し、2年に一度開かれる国際大会への出場を決めていた。
 同じトヨタ紡織で岐阜市出身の佐藤健太さんとのコンビで「メカトロニクス」に出場。機械工学、電子工学、情報工学の3分野からなる競技で、実際の生産現場と同じような生産自動化モデルを使い、4日間かけて部品搬送装置の設計や組み立て、調整、プログラミング、トラブルシューティングをこなし、スピードや正確性、配線図通りになっているかなどの出来栄えを競った。
 37カ国が出場した中、得点は中国、ブラジル、スイスのチームに僅差で上回り、岡野さんは初出場で優勝という快挙を成し遂げた。「まさか金メダルを取れるとは思っていなかったからびっくり」と振り返り、豊川工業高卒業生として初の世界大会出場者としての偉業に「お世話になった方々に恩返しができた」と喜んだ。
 トヨタ紡織学園(刈谷市)の技能五輪グループ長として岡野さんを指導した和田栄二さんも「勉強熱心で前向きに研究でき、いろんなところに目を向けられる」と岡野さんを評価する。
 今後は指導員として後輩の育成にもあたる岡野さんは「この経験を伝えていきたい。毎回誰かが国際大会に出られるようにしたい」と話した。
(由本裕貴)

水野校長に金メダル獲得を報告した岡野さん㊧=豊川工業高校で
水野校長に金メダル獲得を報告した岡野さん㊧=豊川工業高校で
競技中、プログラミングを見守る岡野さん㊧と佐藤さん(トヨタ紡織提供)
競技中、プログラミングを見守る岡野さん㊧と佐藤さん(トヨタ紡織提供)

カテゴリー:社会・経済

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