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スロータウン映画祭オープニングに三浦友和さん

映画への深い思いを話す三浦さん=穂の国とよはし芸術劇場で
映画への深い思いを話す三浦さん=穂の国とよはし芸術劇場で

「とよはしまちなかスロータウン映画祭」(実行委員会主催)のオープニングイベントとして、俳優・三浦友和さん(65)が7日、豊橋市の穂の国とよはし芸術劇場プラットでトークショーを行った。自身が推薦する2作品の上映の間に登場し、年齢を感じさせない若々しさと、思いの深い映画の話で会場を埋めた来場者を引きつけた。
 この日は、三浦さん主演の映画「葛城事件」「RAILWAYS愛を伝えられない大人たちへ」が上映された。
 トークをするのは俳優歴45年で3回目という三浦さん。舞台に出ると「葛城清です」と葛城事件の主人公を名乗り、会場の笑いを誘った。実在の事件がベースになったこの映画の葛城役を引き受けた理由について「一度は依頼を断ったが、心に引っ掛かるものがあって、監督に『やらせてもらえますか』と聞いた。監督も最初から三浦友和のイメージだったそうです」と裏話を披露した。
 転機を問われると、高校時代の同級生で故忌野清志郎さんとの出会い、初めての映画となった「伊豆の踊子」や30代で出演した映画「台風クラブ」を挙げた。「台風クラブの相米慎二監督は恩師で、転機の作品にもなった」と話し「結婚も転機ですね」と付け加えた。
 「RAILWAYS-」の撮影は、東日本大震災の翌日がクランクインだった。「(撮影現場では)私たちの仕事は何だろうという空気を1週間引きずったが、誰かに見てもらう仕事だから『俺たちの仕事はこれだ』と思えるようになった」と振り返った。
 俳優としての今後に関し「体が動く限り携わりたい。映画が20代、30代の俳優にとって夢のある仕事になってほしいとの思いがあり、後進のために何か恩返ししたい」と話し、「みんながクスッと笑えるような喜劇をやってみたい」とも明かした。
 年間100本の映画を鑑賞するという三浦さん。「作り手はスクリーンで見るための音と画をつくっている。映画を好きになってもらいたい。映画館に足を運び、それが習慣になってくれれば」と会場に呼び掛けた。
 今年の映画祭は13日から上映が始まり、2月11日まで行われる。プラットを会場に16本の邦・洋画を上映する。
(中村晋也)

「とよはしまちなかスロータウン映画祭」(実行委員会主催)のオープニングイベントとして、俳優・三浦友和さん(65)が7日、豊橋市の穂の国とよはし芸術劇場プラットでトークショーを行った。自身が推薦する2作品の上映の間に登場し、年齢を感じさせない若々しさと、思いの深い映画の話で会場を埋めた来場者を引きつけた。
 この日は、三浦さん主演の映画「葛城事件」「RAILWAYS愛を伝えられない大人たちへ」が上映された。
 トークをするのは俳優歴45年で3回目という三浦さん。舞台に出ると「葛城清です」と葛城事件の主人公を名乗り、会場の笑いを誘った。実在の事件がベースになったこの映画の葛城役を引き受けた理由について「一度は依頼を断ったが、心に引っ掛かるものがあって、監督に『やらせてもらえますか』と聞いた。監督も最初から三浦友和のイメージだったそうです」と裏話を披露した。
 転機を問われると、高校時代の同級生で故忌野清志郎さんとの出会い、初めての映画となった「伊豆の踊子」や30代で出演した映画「台風クラブ」を挙げた。「台風クラブの相米慎二監督は恩師で、転機の作品にもなった」と話し「結婚も転機ですね」と付け加えた。
 「RAILWAYS-」の撮影は、東日本大震災の翌日がクランクインだった。「(撮影現場では)私たちの仕事は何だろうという空気を1週間引きずったが、誰かに見てもらう仕事だから『俺たちの仕事はこれだ』と思えるようになった」と振り返った。
 俳優としての今後に関し「体が動く限り携わりたい。映画が20代、30代の俳優にとって夢のある仕事になってほしいとの思いがあり、後進のために何か恩返ししたい」と話し、「みんながクスッと笑えるような喜劇をやってみたい」とも明かした。
 年間100本の映画を鑑賞するという三浦さん。「作り手はスクリーンで見るための音と画をつくっている。映画を好きになってもらいたい。映画館に足を運び、それが習慣になってくれれば」と会場に呼び掛けた。
 今年の映画祭は13日から上映が始まり、2月11日まで行われる。プラットを会場に16本の邦・洋画を上映する。
(中村晋也)

映画への深い思いを話す三浦さん=穂の国とよはし芸術劇場で
映画への深い思いを話す三浦さん=穂の国とよはし芸術劇場で

カテゴリー:社会・経済 / 芸能・文化

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