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「豊川いなり寿司」ブランド化

「豊川いなり寿司」の地域団体商標登録を喜ぶ隊員や市職員ら=豊川市役所で
「豊川いなり寿司」の地域団体商標登録を喜ぶ隊員や市職員ら=豊川市役所で

経産省特許庁の域団体商標の登録決定

 豊川市のNPO法人・みんなで豊川市をもりあげ隊(笠原盛泰代表)は9日、市役所を訪れ、ご当地グルメ「豊川いなり寿司」の経済産業省特許庁による地域団体商標の登録決定を報告した。東三河では6例目で、NPO法人では県内初、いなり寿司では全国初の登録となる。
 もりあげ隊は昨年5月30日に出願。半年に及ぶ査定を経て12月25日に登録可能の通知を受けた。手続きを進め、今年度中に正式登録される。指定商品・役務は「豊川市産のいなり寿司」「豊川いなり寿司を主とする飲食物の提供」で、ライセンス収入や不正使用者への注意勧告が可能となる。
 2013年のB-1グランプリ豊川大会開催や、保育園や小中学校でいなり寿司の普及活動に尽力しているもりあげ隊は、過去には一般商標登録に出願したが実現しなかった。それでも10年近い実績やNPO法人としての土台もでき、ハードルが低い地域団体商標への登録が実現。「松坂牛」や「今治タオル」の仲間入りを果たし、笠原代表は「地域をあげた動きがようやく実った。東京のデパ地下に販売コーナーを作りたい」と青写真を描き、市長初当選時からいなり寿司のブランド化を掲げてきた山脇実市長も「これを機に全国に発信できれば」と喜んだ。
 江戸時代から伝統のある豊川いなり寿司は具材や味、形はさまざまで、豊川稲荷門前など市内約70店舗で販売。この日は登録決定を祝い、隊員らが門前にある門前そば山彦、宝珠まんじゅうの喜楽、和食処松屋、なかよし、田舎料理吉野、来恩で食べ歩きも行った。
 地域団体商標は全国で約630団体が登録され、東三河では豊橋市の「豊橋うなぎ」「豊橋筆」「豊橋カレーうどん」、蒲郡市の「蒲郡みかん」「三河木綿」が登録済み。
(由本裕貴)

経産省特許庁の域団体商標の登録決定

 豊川市のNPO法人・みんなで豊川市をもりあげ隊(笠原盛泰代表)は9日、市役所を訪れ、ご当地グルメ「豊川いなり寿司」の経済産業省特許庁による地域団体商標の登録決定を報告した。東三河では6例目で、NPO法人では県内初、いなり寿司では全国初の登録となる。
 もりあげ隊は昨年5月30日に出願。半年に及ぶ査定を経て12月25日に登録可能の通知を受けた。手続きを進め、今年度中に正式登録される。指定商品・役務は「豊川市産のいなり寿司」「豊川いなり寿司を主とする飲食物の提供」で、ライセンス収入や不正使用者への注意勧告が可能となる。
 2013年のB-1グランプリ豊川大会開催や、保育園や小中学校でいなり寿司の普及活動に尽力しているもりあげ隊は、過去には一般商標登録に出願したが実現しなかった。それでも10年近い実績やNPO法人としての土台もでき、ハードルが低い地域団体商標への登録が実現。「松坂牛」や「今治タオル」の仲間入りを果たし、笠原代表は「地域をあげた動きがようやく実った。東京のデパ地下に販売コーナーを作りたい」と青写真を描き、市長初当選時からいなり寿司のブランド化を掲げてきた山脇実市長も「これを機に全国に発信できれば」と喜んだ。
 江戸時代から伝統のある豊川いなり寿司は具材や味、形はさまざまで、豊川稲荷門前など市内約70店舗で販売。この日は登録決定を祝い、隊員らが門前にある門前そば山彦、宝珠まんじゅうの喜楽、和食処松屋、なかよし、田舎料理吉野、来恩で食べ歩きも行った。
 地域団体商標は全国で約630団体が登録され、東三河では豊橋市の「豊橋うなぎ」「豊橋筆」「豊橋カレーうどん」、蒲郡市の「蒲郡みかん」「三河木綿」が登録済み。
(由本裕貴)

「豊川いなり寿司」の地域団体商標登録を喜ぶ隊員や市職員ら=豊川市役所で
「豊川いなり寿司」の地域団体商標登録を喜ぶ隊員や市職員ら=豊川市役所で

カテゴリー:社会・経済

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