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「この世界の片隅に」片渕監督がサプライズで登場

サプライズで登場し、あいさつする片渕監督=プラットで
サプライズで登場し、あいさつする片渕監督=プラットで

とよはしまちなかスロータウン映画祭の上映始まる

 「とよはしまちなかスロータウン映画祭」(実行委員会主催、東愛知新聞社など後援)の上映が13日、豊橋市の穂の国とよはし芸術劇場プラットで始まった。初回のアニメ作品「この世界の片隅に」では、片渕須直監督がサプライズで登場し、作品について解説した。
 「この世界-」は、1944(昭和19)~45年の戦時中、戦後の軍港・呉(広島県)が舞台。主人公、18歳のすずの日常を描き、配給物資が次第に減り、空襲にもさらされ、大切なものが失われていく。インターネット上で募るクラウドファンディングで資金を集めて制作され、劇場で上映され続けている。
 片渕監督は「DVDなどもある中、お客さんが映画館にずっと来てくれるのは、映画を作った者として感動する」と、上映を前にした観客に感謝を込めてあいさつした。
 作品に関し「食べ物、服も足りなくなっていく中、縫い直して使う服。どんな風になっていくのか、そんなところも見ていただければ」と片渕監督。作品は120分強で「すずさんが生きてきた時間には足らない」と話し「長くする作業をしていて、今年中にできればと思う」と作品の長編化も報告した。
 映画祭は、入場料と地元企業の協賛金で続けられ、今年で16回目。2月11日までに計16本の邦・洋画を上映する(当日券なし)。毎回、楽しみにしている人も多い。
(中村晋也)

とよはしまちなかスロータウン映画祭の上映始まる

 「とよはしまちなかスロータウン映画祭」(実行委員会主催、東愛知新聞社など後援)の上映が13日、豊橋市の穂の国とよはし芸術劇場プラットで始まった。初回のアニメ作品「この世界の片隅に」では、片渕須直監督がサプライズで登場し、作品について解説した。
 「この世界-」は、1944(昭和19)~45年の戦時中、戦後の軍港・呉(広島県)が舞台。主人公、18歳のすずの日常を描き、配給物資が次第に減り、空襲にもさらされ、大切なものが失われていく。インターネット上で募るクラウドファンディングで資金を集めて制作され、劇場で上映され続けている。
 片渕監督は「DVDなどもある中、お客さんが映画館にずっと来てくれるのは、映画を作った者として感動する」と、上映を前にした観客に感謝を込めてあいさつした。
 作品に関し「食べ物、服も足りなくなっていく中、縫い直して使う服。どんな風になっていくのか、そんなところも見ていただければ」と片渕監督。作品は120分強で「すずさんが生きてきた時間には足らない」と話し「長くする作業をしていて、今年中にできればと思う」と作品の長編化も報告した。
 映画祭は、入場料と地元企業の協賛金で続けられ、今年で16回目。2月11日までに計16本の邦・洋画を上映する(当日券なし)。毎回、楽しみにしている人も多い。
(中村晋也)

サプライズで登場し、あいさつする片渕監督=プラットで
サプライズで登場し、あいさつする片渕監督=プラットで

カテゴリー:社会・経済 / イベント

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