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桜丘高生徒が阪神・淡路大震災追悼集会

神戸の追悼行事で譲り受けてきた竹とうろうを囲み黙とうする生徒ら=豊橋駅東口ペデストリアンデッキで
神戸の追悼行事で譲り受けてきた竹とうろうを囲み黙とうする生徒ら=豊橋駅東口ペデストリアンデッキで
鎮魂の音を響かせる和太鼓部生徒ら=同
鎮魂の音を響かせる和太鼓部生徒ら=同

6434人が犠牲となった阪神・淡路大震災は17日で23年を迎え、豊橋駅東口ペデストリアンデッキでは被災者と交流を続ける豊橋市の私立桜丘高校の生徒たちが追悼集会を開いた。
 同校は、震災を機に発足したボランティアサークル「孫便りの会」が現在も被災地の高齢者と手紙や訪問などの交流を継続、震災翌年から追悼集会を続けている。
 生徒らは、この日の早朝に神戸市内であった追悼行事で学校関係者が譲り受けた竹とうろうを囲むように整列。地震発生から半日経った午後5時46分には、100人以上が黙とうし、犠牲者の冥福を祈った。
 高齢者と交流した同会の2年鈴木稚菜さん(17)は「少し会うだけで元気がでると言ってもらえて、こちらも勇気が出る。若い人たちはこの日を知らない人も多いけど、後輩たちにはこの伝統を続け、記憶を継承していってほしい」と訴えた。
 被災者の悲しみが雨粒となり、大地を濡らしたようなこの日、集会中は雨が上がり、ろうそくとLEDライトで作った「絆2018・1・17」が灯り続けた。和太鼓部は太鼓と笛で鎮魂の音を響かせ、生徒らは支援活動が縁で結ばれた被災地との絆が今後も続くことを願った。
(飯塚雪)

6434人が犠牲となった阪神・淡路大震災は17日で23年を迎え、豊橋駅東口ペデストリアンデッキでは被災者と交流を続ける豊橋市の私立桜丘高校の生徒たちが追悼集会を開いた。
 同校は、震災を機に発足したボランティアサークル「孫便りの会」が現在も被災地の高齢者と手紙や訪問などの交流を継続、震災翌年から追悼集会を続けている。
 生徒らは、この日の早朝に神戸市内であった追悼行事で学校関係者が譲り受けた竹とうろうを囲むように整列。地震発生から半日経った午後5時46分には、100人以上が黙とうし、犠牲者の冥福を祈った。
 高齢者と交流した同会の2年鈴木稚菜さん(17)は「少し会うだけで元気がでると言ってもらえて、こちらも勇気が出る。若い人たちはこの日を知らない人も多いけど、後輩たちにはこの伝統を続け、記憶を継承していってほしい」と訴えた。
 被災者の悲しみが雨粒となり、大地を濡らしたようなこの日、集会中は雨が上がり、ろうそくとLEDライトで作った「絆2018・1・17」が灯り続けた。和太鼓部は太鼓と笛で鎮魂の音を響かせ、生徒らは支援活動が縁で結ばれた被災地との絆が今後も続くことを願った。
(飯塚雪)

神戸の追悼行事で譲り受けてきた竹とうろうを囲み黙とうする生徒ら=豊橋駅東口ペデストリアンデッキで
神戸の追悼行事で譲り受けてきた竹とうろうを囲み黙とうする生徒ら=豊橋駅東口ペデストリアンデッキで
鎮魂の音を響かせる和太鼓部生徒ら=同
鎮魂の音を響かせる和太鼓部生徒ら=同

カテゴリー:社会・経済

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