中間とりまとめ きょうから意見募集

東三河振興ビジョン主要プロジェクト推進プラン

　東三河県庁は、「『人が輝き活躍する東三河』の実現」と「世界・全国レベルのスポーツ大会等を活（い）かした地域連携」をテーマにした今年度の東三河振興ビジョン主要プロジェクト推進プランの中間とりまとめを作り、25日、住民ら県民から意見募集を始める。
　中間とりまとめは、東三河の地域振興を官民で協議する東三河ビジョン協議会で検討した。
　『人が輝き活躍する東三河』－」では、女性や高齢者、若者に焦点。東三河の女性は、出産・育児などの制約により、35～44歳の年齢層でキャリアを中断するケースが多い一方で、この年齢層で無職の女性の約６割が求職を希望している。また、女性の15～24歳は東京圏と名古屋への転出が多く、25～29歳は西三河への転出が増加する傾向となっている。
　このため、プランでは結婚や出産で離職する必要がなくなり、離職後も再就職できるよう女性が働きやすい環境づくりなどを進める。
　高齢者には、働くことを希望する高齢者の就労促進などを行う。
　人材の育成・確保として、小・中学生、高校生、大学生を対象にした地域教育とキャリア教育を推進。東三河の大学に通う学生、大都市圏の大学に進学した地元出身者らに対し、地元企業とのマッチング支援などを継続する。
　「世界・全国レベルのスポーツ大会等を活かした地域連携」では、東三河のセールスポイントとして「山や川、海でスポーツが体験できること」を挙げる人が「祭り」や「食」に劣らず多いことなどから、気軽に体験できるスポーツを観光資源として積極的に活用していくことなどに取り組む。
　中間とりまとめは県のホームページや東三河総局企画調整課（東三河県庁２階）、東三河８市町村の関係課などで閲覧できる。意見は、指定の様式で郵便、ＦＡＸ、電子メールで同課で受け付ける。２月23日到着分まで。
（中村晋也）