文字の大きさ

発電機搭載 豊橋市が多機能型地震体験車を導入

県内で初めて導入された多機能型地震体験車=市役所で
県内で初めて導入された多機能型地震体験車=市役所で
地震を体験する佐原市長や園児ら=同
地震を体験する佐原市長や園児ら=同

 豊橋市は、発電機を搭載した多機能型地震体験車「グラットⅢ」を県内で初めて導入し、29日、同市役所で披露した。災害時には、一般家庭10軒分程度の最大5万㍗の電力を25時間連続で供給できるほか、地上デジタル放送も受信し、情報提供も可能となる。
 10年以上活躍した先代のグラット号の老朽化に伴い、一昨年の熊本地震の最大震度7も再現できる最新式車両を約4000万円で購入した。過去に起きた大規模地震だけでなく、同市で甚大な被害が予想される南海トラフ地震もリアルに体験できる機能を持つ。
 お披露目式では、佐原光一市長が「多くの人が体験し、地震に対する安心を一つでも増やしていきたい」とあいさつ。その後、昭和保育園(同市東田町)の年長児42人や車体後部にデザインされた市の防災キャラクター「ボウサイマンZ」らが、臨場感あふれる揺れを体験した。
 熊本地震の揺れを体験した市川順敬園長(46)は「子どもたちには揺れ方が違うさまざまな地震を体験することで、自分の身を守ることの大切を教えていきたい」と話した。
 「家具の転倒防止できていますか?」「避難場所を家族で決めておくんだ」など、車体のふりがな付きメッセージとイラストで日頃の備えの大切さを呼び掛けるほか、地震体験車を英語表記することで市内で暮らす多くの外国人らにも、役割が分かるようになっている。
 同車は、校区や町内の防災訓練、イベントなどで利用するほか、小学校の防災教室でも活用し、市民の防災意識を高める。新年度の貸し出し受付は2月から始める。
(飯塚雪)

 豊橋市は、発電機を搭載した多機能型地震体験車「グラットⅢ」を県内で初めて導入し、29日、同市役所で披露した。災害時には、一般家庭10軒分程度の最大5万㍗の電力を25時間連続で供給できるほか、地上デジタル放送も受信し、情報提供も可能となる。
 10年以上活躍した先代のグラット号の老朽化に伴い、一昨年の熊本地震の最大震度7も再現できる最新式車両を約4000万円で購入した。過去に起きた大規模地震だけでなく、同市で甚大な被害が予想される南海トラフ地震もリアルに体験できる機能を持つ。
 お披露目式では、佐原光一市長が「多くの人が体験し、地震に対する安心を一つでも増やしていきたい」とあいさつ。その後、昭和保育園(同市東田町)の年長児42人や車体後部にデザインされた市の防災キャラクター「ボウサイマンZ」らが、臨場感あふれる揺れを体験した。
 熊本地震の揺れを体験した市川順敬園長(46)は「子どもたちには揺れ方が違うさまざまな地震を体験することで、自分の身を守ることの大切を教えていきたい」と話した。
 「家具の転倒防止できていますか?」「避難場所を家族で決めておくんだ」など、車体のふりがな付きメッセージとイラストで日頃の備えの大切さを呼び掛けるほか、地震体験車を英語表記することで市内で暮らす多くの外国人らにも、役割が分かるようになっている。
 同車は、校区や町内の防災訓練、イベントなどで利用するほか、小学校の防災教室でも活用し、市民の防災意識を高める。新年度の貸し出し受付は2月から始める。
(飯塚雪)

県内で初めて導入された多機能型地震体験車=市役所で
県内で初めて導入された多機能型地震体験車=市役所で
地震を体験する佐原市長や園児ら=同
地震を体験する佐原市長や園児ら=同

カテゴリー:社会・経済 / 政治・行政

 PR

PR