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豊橋生まれの米「女神のほほえみ」が日本酒に

樽に蒸米を加えていくリーダー・ろみさん㊨と杜氏の小林さん=伊勢屋商店で
樽に蒸米を加えていくリーダー・ろみさん㊨と杜氏の小林さん=伊勢屋商店で

 「穂の国プロジェクト」の東三河のご当地アイドル「穂の国娘。ぐるめいど隊」と豊橋の酒蔵「伊勢屋商店」(豊橋市花田町)がコラボして、豊橋生まれの米「女神のほほえみ」の日本酒造りを進めている。
 ぐるめいど隊は昨年、新城市の生産者今泉均次さんから耕作放棄地の田んぼを借りて、無農薬で「女神のほほえみ」を育て収穫した。このうち4俵を使い「伊勢屋商店」の酒蔵でピンク色の濁り酒と大吟醸酒を作り、豊橋特産の“奇跡の米”を東三河内外に知ってもらおうと企画した。
 女神のほほえみは2012(平成24)年に豊橋市内で偶然発見され、地域ブランド化を目指し、東三河の農家が生産量を増やしている。ぐるめいど隊は、昨年2月の種もみの祈きとうから田植え、稲刈り、酒造りまで全ての工程に携わっている。
 29日は、リーダー・ろみさん(22)が酒蔵の杜氏(とうじ)小林周太朗さん(42)の指導の下、水、米麹、酵母が入った樽に蒸米を加え、ピンク色の濁り酒の仕込みを行った。ろみさんが「櫂(かい)」と呼ばれる下に平板がついた棒で上下にかき混ぜると、赤い色素を出す特別な酵母を使っているため酒のもとがピンクに色づいていった。「混ぜているときもいい香りがして、早く出来上がったお酒を見てみたい」とろみさん。
 小林さんによると、ピンク色の日本酒は少なく、特殊な酵母を使うので通常の酒より5、6度高い温度に保っていく温度管理に気を使うという。「いい色になるのを期待しています」と楽しみにする。
 ろみさんは「私たちが発信することで『女神のほほえみ』を多くの人に知ってもらって、若い世代の人が日本の文化に興味を持つきっかけになってくれればいいな」と話した。
 仕込まれた日本酒は発酵させ、10日から2週間ほどで出来上がるという。東三河8市町村を統括する女神の萌え系キャラ「穂ノ国八恵(やえ)」が描かれたラベルを貼り、お披露目の試飲会や販売を予定している。
(井嶋義典)

 「穂の国プロジェクト」の東三河のご当地アイドル「穂の国娘。ぐるめいど隊」と豊橋の酒蔵「伊勢屋商店」(豊橋市花田町)がコラボして、豊橋生まれの米「女神のほほえみ」の日本酒造りを進めている。
 ぐるめいど隊は昨年、新城市の生産者今泉均次さんから耕作放棄地の田んぼを借りて、無農薬で「女神のほほえみ」を育て収穫した。このうち4俵を使い「伊勢屋商店」の酒蔵でピンク色の濁り酒と大吟醸酒を作り、豊橋特産の“奇跡の米”を東三河内外に知ってもらおうと企画した。
 女神のほほえみは2012(平成24)年に豊橋市内で偶然発見され、地域ブランド化を目指し、東三河の農家が生産量を増やしている。ぐるめいど隊は、昨年2月の種もみの祈きとうから田植え、稲刈り、酒造りまで全ての工程に携わっている。
 29日は、リーダー・ろみさん(22)が酒蔵の杜氏(とうじ)小林周太朗さん(42)の指導の下、水、米麹、酵母が入った樽に蒸米を加え、ピンク色の濁り酒の仕込みを行った。ろみさんが「櫂(かい)」と呼ばれる下に平板がついた棒で上下にかき混ぜると、赤い色素を出す特別な酵母を使っているため酒のもとがピンクに色づいていった。「混ぜているときもいい香りがして、早く出来上がったお酒を見てみたい」とろみさん。
 小林さんによると、ピンク色の日本酒は少なく、特殊な酵母を使うので通常の酒より5、6度高い温度に保っていく温度管理に気を使うという。「いい色になるのを期待しています」と楽しみにする。
 ろみさんは「私たちが発信することで『女神のほほえみ』を多くの人に知ってもらって、若い世代の人が日本の文化に興味を持つきっかけになってくれればいいな」と話した。
 仕込まれた日本酒は発酵させ、10日から2週間ほどで出来上がるという。東三河8市町村を統括する女神の萌え系キャラ「穂ノ国八恵(やえ)」が描かれたラベルを貼り、お披露目の試飲会や販売を予定している。
(井嶋義典)

樽に蒸米を加えていくリーダー・ろみさん㊨と杜氏の小林さん=伊勢屋商店で
樽に蒸米を加えていくリーダー・ろみさん㊨と杜氏の小林さん=伊勢屋商店で

カテゴリー:社会・経済

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