新城で新美社長が外食産業語る

　新城市と北設楽郡内の商工会でつくる県商工会連合会新城設楽支部（支部長・本多克弘新城市商工会会長）は１日、同市商工会館で新春経営者セミナー開いた。回転すし「魚々丸」などを展開するコムライン社長の新美文二氏が講演し、「大変なこととはチャンスが訪れたと思えば良い。国が中小企業支援施策を打ち出しており、活用して賢い経営者になってもらえれば」と心構えなどを話した。
　新美氏は回転すしレストランや居酒屋、洋食店などの飲食店を東海三県に40店舗以上を出店して事業展開している。現在は知立市商工会長、県商工会連合会副会長を務めている。
　講演は「時代の変化に適応した経営戦略」を演題に行われた。新美氏は鉄工所経営者からすし店の経営にも携わっていき、経営セミナーに参加した際、「時代によって求めるものが変わっていくことに気づいた。お客さんのニーズに応えていくことが重要とわかった」と振り返った。
　市場でのニーズの変化に対応すべく、企業でも経営体質や販売方法なども変えていくことの必要性を説き、「企業経営は顧客や生産者、取引先だけでなく従業員のおかげでもあることを忘れずに取り組んでいる」と感謝の心を持ち続けていることを明かした。
（安藤聡）