豊川市防災センター建設計画
豊川市は1日、市役所で防災会議を開き、2019(平成31)年度の供用開始を目指す「豊川市防災センター」の基本設計案を発表した。市役所敷地内に建てるセンターはこれまでの計画案から変わり、免震構造でほぼ長方形の形状となり、延床面積も広くなる。
災害時の行政や医療・救護機関、ライフライン復旧を担う各機関が集まる「初動」を重視し、本庁舎南東側の公用車駐車場などがある位置に建設する防災センター。昨年1月の同会議で、計画案に委員から「狭いのでは」「免震構造にすべきだ」という意見が出ていた。
これを受けて、市は当初の計画の耐震構造から免震構造に変更。2階建て鉄筋コンクリートのみの構造となる。手続きや完成を急ぐため、敷地内に生息するマツの木を極力伐採しない当初のL字型から、ほぼ長方形の形状に変わった。
1、2階合わせた延床面積も、998平方㍍から1126平方㍍へ拡大。1階には当初の計画になかった吹き抜けのエントランスホール(約60平方㍍)を設け、防災啓発室は45平方㍍から58平方㍍に、防災備蓄倉庫・書庫は64平方㍍から80平方㍍に拡張。2階に入る防災対策課執務室も79平方㍍から84平方㍍に広がった。
屋上にはタンク、建物横には受水槽を設置し、給水設備も完備。長方形構造となることで、撤去か掘り直しを予定していた井水ポンプはそのまま利用できることになった。
3月末までに実施設計をまとめ、10月にも着工し、来年9月ごろの完成を目指す。
(由本裕貴)
豊川市は1日、市役所で防災会議を開き、2019(平成31)年度の供用開始を目指す「豊川市防災センター」の基本設計案を発表した。市役所敷地内に建てるセンターはこれまでの計画案から変わり、免震構造でほぼ長方形の形状となり、延床面積も広くなる。
災害時の行政や医療・救護機関、ライフライン復旧を担う各機関が集まる「初動」を重視し、本庁舎南東側の公用車駐車場などがある位置に建設する防災センター。昨年1月の同会議で、計画案に委員から「狭いのでは」「免震構造にすべきだ」という意見が出ていた。
これを受けて、市は当初の計画の耐震構造から免震構造に変更。2階建て鉄筋コンクリートのみの構造となる。手続きや完成を急ぐため、敷地内に生息するマツの木を極力伐採しない当初のL字型から、ほぼ長方形の形状に変わった。
1、2階合わせた延床面積も、998平方㍍から1126平方㍍へ拡大。1階には当初の計画になかった吹き抜けのエントランスホール(約60平方㍍)を設け、防災啓発室は45平方㍍から58平方㍍に、防災備蓄倉庫・書庫は64平方㍍から80平方㍍に拡張。2階に入る防災対策課執務室も79平方㍍から84平方㍍に広がった。
屋上にはタンク、建物横には受水槽を設置し、給水設備も完備。長方形構造となることで、撤去か掘り直しを予定していた井水ポンプはそのまま利用できることになった。
3月末までに実施設計をまとめ、10月にも着工し、来年9月ごろの完成を目指す。
(由本裕貴)