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蒲郡の三谷水産高でSPH事業等成果発表

アワビの養殖について発表する生徒たち=蒲郡市民会館で
アワビの養殖について発表する生徒たち=蒲郡市民会館で

 県立三谷水産高校(蒲郡市三谷町、丸﨑敏夫校長)は7日、同市民会館でスーパープロフェッショナルハイスクール(SPH)事業等成果発表会を開いた。各学科代表の生徒たちがアワビの陸上養殖研究や、マルチコプター(ドローン)を用いた海洋調査などの学習活動を報告した。
 同校は2016(平成28)年度から5年間を期間に文科省から社会の第1線で活躍できる専門的職業人を育成するSPHの指定を受けた。今年で2年目。発表は指定前から毎年行っており、海洋科学、情報通信、海洋資源、水産食料の各科生徒らが行った。
 海洋資源科の生徒たちは「アワビの閉鎖循環式養殖の試み」として発表。学校隣の旧市民プール棟室内で行っているクロアワビとエゾアワビの養殖実験は今年度5年目を迎えており、飼育環境を探るため日照時間の調節が必要かなどを調べたことや、おせち料理の食材用として引き合いがあったものの出荷サイズに満たなかったことを報告。「学校でアワビの種苗生産を考えていくために飼育環境の改善を考えていきたい」と述べた。
 また情報通信科生徒はドローンを用いた海洋調査について発表。「ドローンで撮影した空撮画像を使って面積が求められることが確認できた。新年度は海洋調査を行っていきたい」と語った。
 ほかには海洋科学科海洋漁業コースは海岸部で漂着したペットボトルを使った漁具「たも網」づくり、水産食料科はメヒカリの魚醤(しょう)「深輝」などを開発したことをそれぞれ報告した。
(安藤聡)

 県立三谷水産高校(蒲郡市三谷町、丸﨑敏夫校長)は7日、同市民会館でスーパープロフェッショナルハイスクール(SPH)事業等成果発表会を開いた。各学科代表の生徒たちがアワビの陸上養殖研究や、マルチコプター(ドローン)を用いた海洋調査などの学習活動を報告した。
 同校は2016(平成28)年度から5年間を期間に文科省から社会の第1線で活躍できる専門的職業人を育成するSPHの指定を受けた。今年で2年目。発表は指定前から毎年行っており、海洋科学、情報通信、海洋資源、水産食料の各科生徒らが行った。
 海洋資源科の生徒たちは「アワビの閉鎖循環式養殖の試み」として発表。学校隣の旧市民プール棟室内で行っているクロアワビとエゾアワビの養殖実験は今年度5年目を迎えており、飼育環境を探るため日照時間の調節が必要かなどを調べたことや、おせち料理の食材用として引き合いがあったものの出荷サイズに満たなかったことを報告。「学校でアワビの種苗生産を考えていくために飼育環境の改善を考えていきたい」と述べた。
 また情報通信科生徒はドローンを用いた海洋調査について発表。「ドローンで撮影した空撮画像を使って面積が求められることが確認できた。新年度は海洋調査を行っていきたい」と語った。
 ほかには海洋科学科海洋漁業コースは海岸部で漂着したペットボトルを使った漁具「たも網」づくり、水産食料科はメヒカリの魚醤(しょう)「深輝」などを開発したことをそれぞれ報告した。
(安藤聡)

アワビの養殖について発表する生徒たち=蒲郡市民会館で
アワビの養殖について発表する生徒たち=蒲郡市民会館で

カテゴリー:社会・経済 / 地域・教育

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