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豊橋のアトリエ辻むら 10年の歴史に幕

今年末を持って閉廊するアトリエ辻むら=豊橋市曲尺手町で
今年末を持って閉廊するアトリエ辻むら=豊橋市曲尺手町で

 10年の歴史に幕-。2006(平成18)年にオープン、文化発信の場として地元の写真愛好家らに愛されてきた、豊橋市曲尺手町のアトリエ辻むら(辻村佐代子代表)が、今年末を持って閉廊する。ラストを飾る作品展として13日から、辻村代表も所属する「フォトクラブ楽々」の第13回写真展を開催、にぎやかに幕を引く。
 同店は10年前、所有の空き店舗を活用しようと辻村代表(73)が一念発起し開いた。手作りバッグ展をこけら落としに、アットホームな雰囲気の中、写真や書、絵画、かずら工芸やまゆ工芸、廃材アート、福祉施設の製品展など、多彩な作品展を開催。特に辻村代表も趣味とする写真には力を入れ、個展やグループ展のほか、積極的に企画展も行った。
 戦後すぐ建てられたという建物の老朽化が進んだことから、自分の体力とも相談し、周囲に惜しまれながらも節目での閉店を決意した。「残念に思ってくれる人がいてうれしい。申し訳ない気持ちとやりきった満足感がある」と辻村代表。今後、建物は近隣の人たちの集う場として開放も考えたいとしている。

 ファイナル展は、同市八町校区市民館を拠点に活動する写真愛好会「フォトクラブ楽々」によるもの。東三河在住の有志が月例会や撮影会、PC勉強会で技術向上に努め、設立時から同店で定期的に発表してきた。今回は講師を含む27人が、この半年の活動成果を披露、13~18日を第1部、20~25日を第2部として計44作品を2部に分けて展示する。
 撮影会で訪れた裏磐梯や大鹿村などの風景をはじめ、スナップ、花など多彩な作品が並び、「メンバーの技術向上を見て」と中村隆俊代表。辻村代表は案内ハガキにも使われた、幻想的な海景色「夢月夜」を出品している。
(田中博子)

 10年の歴史に幕-。2006(平成18)年にオープン、文化発信の場として地元の写真愛好家らに愛されてきた、豊橋市曲尺手町のアトリエ辻むら(辻村佐代子代表)が、今年末を持って閉廊する。ラストを飾る作品展として13日から、辻村代表も所属する「フォトクラブ楽々」の第13回写真展を開催、にぎやかに幕を引く。
 同店は10年前、所有の空き店舗を活用しようと辻村代表(73)が一念発起し開いた。手作りバッグ展をこけら落としに、アットホームな雰囲気の中、写真や書、絵画、かずら工芸やまゆ工芸、廃材アート、福祉施設の製品展など、多彩な作品展を開催。特に辻村代表も趣味とする写真には力を入れ、個展やグループ展のほか、積極的に企画展も行った。
 戦後すぐ建てられたという建物の老朽化が進んだことから、自分の体力とも相談し、周囲に惜しまれながらも節目での閉店を決意した。「残念に思ってくれる人がいてうれしい。申し訳ない気持ちとやりきった満足感がある」と辻村代表。今後、建物は近隣の人たちの集う場として開放も考えたいとしている。

 ファイナル展は、同市八町校区市民館を拠点に活動する写真愛好会「フォトクラブ楽々」によるもの。東三河在住の有志が月例会や撮影会、PC勉強会で技術向上に努め、設立時から同店で定期的に発表してきた。今回は講師を含む27人が、この半年の活動成果を披露、13~18日を第1部、20~25日を第2部として計44作品を2部に分けて展示する。
 撮影会で訪れた裏磐梯や大鹿村などの風景をはじめ、スナップ、花など多彩な作品が並び、「メンバーの技術向上を見て」と中村隆俊代表。辻村代表は案内ハガキにも使われた、幻想的な海景色「夢月夜」を出品している。
(田中博子)

今年末を持って閉廊するアトリエ辻むら=豊橋市曲尺手町で
今年末を持って閉廊するアトリエ辻むら=豊橋市曲尺手町で

カテゴリー:社会・経済

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