「豊橋鬼祭」始まる
国の重要無形民俗文化財「豊橋鬼祭」が10日、豊橋市八町通3の安久美神戸神明社(平石雅康宮司)で始まり、大勢の見物客でにぎわう境内を青鬼が駆け抜けた。
奇祭として知られる同祭は、日本の国の神話を田楽に取り入れて神事としたものとされ、厄よけや豊作を祈る祭りとして平安の昔から続いている神事。
厳しい寒さも緩んで穏やかな天気になったこの日午前10時すぎ、「アーオー」と声を上げる青年らに守られた青鬼が拝殿前の八角台に登場。八町通3、4丁目の氏子らによる「岩戸舞」と青鬼の所作事が行われたあと、大勢の見物客にタンキリ飴(あめ)をまいた。
食べると厄よけとなり、夏病みをしないと言われているタンキリ飴を取ろうと、八角台を取り囲んだ見物客が手を伸ばした。
再び青年らに守られ青鬼は、タンキリ飴を配り白い粉をまいて大地を清めるために氏子各町へ出発していった。
最終日の11日は、田楽や有名な「赤鬼と天狗からかい」、厄よけ飴まき行事などが行われる。
(井嶋義典)
国の重要無形民俗文化財「豊橋鬼祭」が10日、豊橋市八町通3の安久美神戸神明社(平石雅康宮司)で始まり、大勢の見物客でにぎわう境内を青鬼が駆け抜けた。
奇祭として知られる同祭は、日本の国の神話を田楽に取り入れて神事としたものとされ、厄よけや豊作を祈る祭りとして平安の昔から続いている神事。
厳しい寒さも緩んで穏やかな天気になったこの日午前10時すぎ、「アーオー」と声を上げる青年らに守られた青鬼が拝殿前の八角台に登場。八町通3、4丁目の氏子らによる「岩戸舞」と青鬼の所作事が行われたあと、大勢の見物客にタンキリ飴(あめ)をまいた。
食べると厄よけとなり、夏病みをしないと言われているタンキリ飴を取ろうと、八角台を取り囲んだ見物客が手を伸ばした。
再び青年らに守られ青鬼は、タンキリ飴を配り白い粉をまいて大地を清めるために氏子各町へ出発していった。
最終日の11日は、田楽や有名な「赤鬼と天狗からかい」、厄よけ飴まき行事などが行われる。
(井嶋義典)