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新城で奥三河4市町村長新春懇談会

産業振興策を述べる奥三河4市町村の首長たち=新城市商工会館で
産業振興策を述べる奥三河4市町村の首長たち=新城市商工会館で

 新城市、設楽町、東栄町、豊根村の奥三河地区の4市町村の首長たちを囲む新春懇談会(奥三河ビジョンフォーラム主催)が14日、新城市商工会館で開かれた。穂積亮次新城市長、横山光明設楽町長、村上孝治東栄町長、伊藤実豊根村長が4人の首長が人口減少時代を生き抜くための経済活性化策について意見交換した。
 今回のテーマは「稼ぐ!奥三河」。三遠南信自動車道や新東名高速道路の開通でどう地域の魅力をいかしていくのかを共通項目にした。
 穂積市長は「自治体出資による電力事業体“新城エネルギー公社”をつくり、エネルギーの地産地消や公共施設の使用電力の内製化などを行って収益を地域へ還元していく仕組みを作りたい」と述べたほか、「官民が共同出資する地域総合商社をつくり、資源や商品などを世界にまで目を向けて販路開拓をしていきたい」と語った。
 横山町長は、町内の人口が減少して地域にあった事業者が廃業を余儀なくされている現状から、町外出身者による地域おこし協力隊員が地場産業の魅力を研究していることを報告。森林資源の有効活用としてエッセンシャルオイルづくりに取り組んでいることを紹介した。
 村上町長は、町内で採取されるファンデーションの原料セリサイトを活用したビューティーツーリズムなど体験型プログラムの充実と、昨年全国清流めぐり利き鮎会でグランプリを獲った「振草川のアユ」を生かし、「釣ったアユを買い取って流通にもつなげるなどブランド化を目指したい」と意気込んだ。
 伊藤村長は「食を生かした事業展開を行っていく。農林水産業の中でも水産業の振興を進め、チョウザメなど淡水漁養殖やアユの放流など支援をしていく」と述べたほか「付加価値をつけるためには生産、加工、販売と分業制としたいが、人材がそろわない」と課題を語った。
(安藤聡)

 新城市、設楽町、東栄町、豊根村の奥三河地区の4市町村の首長たちを囲む新春懇談会(奥三河ビジョンフォーラム主催)が14日、新城市商工会館で開かれた。穂積亮次新城市長、横山光明設楽町長、村上孝治東栄町長、伊藤実豊根村長が4人の首長が人口減少時代を生き抜くための経済活性化策について意見交換した。
 今回のテーマは「稼ぐ!奥三河」。三遠南信自動車道や新東名高速道路の開通でどう地域の魅力をいかしていくのかを共通項目にした。
 穂積市長は「自治体出資による電力事業体“新城エネルギー公社”をつくり、エネルギーの地産地消や公共施設の使用電力の内製化などを行って収益を地域へ還元していく仕組みを作りたい」と述べたほか、「官民が共同出資する地域総合商社をつくり、資源や商品などを世界にまで目を向けて販路開拓をしていきたい」と語った。
 横山町長は、町内の人口が減少して地域にあった事業者が廃業を余儀なくされている現状から、町外出身者による地域おこし協力隊員が地場産業の魅力を研究していることを報告。森林資源の有効活用としてエッセンシャルオイルづくりに取り組んでいることを紹介した。
 村上町長は、町内で採取されるファンデーションの原料セリサイトを活用したビューティーツーリズムなど体験型プログラムの充実と、昨年全国清流めぐり利き鮎会でグランプリを獲った「振草川のアユ」を生かし、「釣ったアユを買い取って流通にもつなげるなどブランド化を目指したい」と意気込んだ。
 伊藤村長は「食を生かした事業展開を行っていく。農林水産業の中でも水産業の振興を進め、チョウザメなど淡水漁養殖やアユの放流など支援をしていく」と述べたほか「付加価値をつけるためには生産、加工、販売と分業制としたいが、人材がそろわない」と課題を語った。
(安藤聡)

産業振興策を述べる奥三河4市町村の首長たち=新城市商工会館で
産業振興策を述べる奥三河4市町村の首長たち=新城市商工会館で

カテゴリー:政治・行政

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