「フォレストアドベンチャー・新城」 3月16日にオープン

　県が、民間活力を利用して新城総合公園（新城市浅谷）で整備を進めてきた新たな公園施設「フォレストアドベンチャー・新城」が、３月１６日にオープンすることが決まった。大村秀章知事が１４日の定例記者会見で発表した。
県営都市公園の新たな魅力を創出、親しまれる公園とするため、県が民間事業者の活力を導入して進めている公園整備の一環で、２０１６年７月にオープンした県営大高緑地の「ディノアドベンチャー名古屋」に続く第２弾。昨年５月に計画概要を発表した。
　フォレストアドベンチャー・新城は、樹林地を主体とした約０・８㌶の区域に、１周約７００㍍のコースを配置。樹上で３６のダイナミックなアクティビティを楽しむことができる本格的な施設。最も高い足場は樹上１０㍍を超え、そこから一気に滑り降りる延長１００㍍を超えるジップスライドはスリルと爽快感を体験できる。
　利用できるのは、身長１４０㌢以上、または小学校４年生以上、体重１３０㌔まで。中学生以下は保護者同伴が条件。安全確保のため利用者は、コースを回る前に安全器具（ハーネス）の使い方などの講習を受けることが必要。１周の所要時間は講習を含め２時間～２時間半。
　原則予約制で、利用料金は、通常１人３６００円、グループ（８人まで）は１人３３００円（全国一律料金）。
　フォレストアドベンチャーは、ＡＬＴＵＳ社（仏）が開発。直営や各国企業との業務提携により世界２５０カ所を超える地域で営業中。国内ではパシフィックネットワークがＡＬＴＵＳ社から企画・設計・材料供給などの技術提供を受けて国内２５カ所で営業している。今回はこのパシフィックネットワークと業務提携を結んだエバイスが設置運営する。東海３県では初めて。
　大村知事は「フォレストアドベンチャーは、自然の中で体を動かし、非日常的なスリルと爽快感が体験できるとともに、自分の安全は自分で守り、仲間と励まし合いながら困難を乗り越えていくといった教育的要素も持つ施設。家族や友人のほか、小・中・高校の校外学習にも利用できる。新城の森の中で思い切り冒険を楽しんでいただきたい」と話した。
（後藤康之）