中国向け日本紹介番組 最初の都市に豊橋

　中国大手ポータルサイトの網易（ネットイース、広東省広州市）が新コンテンツとして中国向け日本紹介番組を企画し、最初の都市に豊橋市を取り上げる。３月に収録部分を含め生配信する。
　ネットイースは、中国で誰もが知っているサイト。昨年、日本・東京に進出し、日本に関する情報、ライブ、動画などを４・３億人に配信しているという。ポータルサイトのほか、オンラインゲームやブログ、電子メールも運営する。
　今月16日には、網易ニュース日本ステーションの吉川明昊最高責任者、運営会社ＮＴＰの吉川真樹代表取締役が、同市役所に佐原光一市長を表敬訪問した。
　地方都市の歴史、文化を取り上げて日本の良さを伝える番組をつくる計画で、「日本の大都市を中国人は理解し、飽きてきた。豊橋を伝統ある地方都市としてＰＲし、日本ステーション設立の目的でもある日中友好関係も深めたい」と２人。「路面電車が走り、空港にも比較的近く、港もある。全世界につなげていける都市・豊橋」とも話した。
　佐原市長は「豊橋を紹介していただける機会を得てうれしい。私たちが大きなマーケットで活動していく足掛かりにもなる。中国と交流の深いまちでもあり、新たな交流が始まれば」と期待を寄せた。
　３月に収録とともにライブで配信する予定。中国では今、ライブ配信が人気という。
（中村晋也）