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大震災から7年 東北と東三河

カテゴリー:特集

災害関連死を防ぐ重要性を語った中村さん㊨と河瀬さん=豊川市勤労福祉会館で
災害関連死を防ぐ重要性を語った中村さん㊨と河瀬さん=豊川市勤労福祉会館で

災害関連死を防ぐ 歯科医の河瀬さん講演

 11日で東日本大震災から7年―。東三河でも復興を支援する活動や、南海トラフ地震に備え「3・11」から防災を学ぶ取り組が続く。1日夜には、豊川市の保健師が招いた被災地の歯科医・河瀬聡一朗さんによる講演が市勤労福祉会館で行われた。
 震災後に長野県から宮城県石巻市に移住し、大津波が襲った沿岸の街で雄勝診療所を営む河瀬さん。「口腔ケア」を合言葉に、避難所生活者が誤嚥(ごえん)性肺炎などで命を落とす災害関連死を中心に講演した。
 避難所では断水や物資不足で歯磨きなどのケアができなくなる人が増え、さらに配給される食料も炭水化物や糖分が中心となる。被災者の日記を紹介しつつ「発災から1カ月経っても食べ物はあまり変わらない。栄養が不足すれば体が弱り、食事もできなくなって死に至る」と説明した。
 また、障害児者は口腔疾患から全身疾患に悪化する人もおり「いざという時に優先的に支援できるよう、障害者施設のリストを作っておくなど社会的弱者の情報を共有しておくべき」と強調。「実際に見ることが一番の勉強になる。東北や熊本の被災地に足を運んでほしい」と呼び掛けた。
 市民や各地域の防災担当、医療・介護関係、行政職員ら約160人が参加。災害関連死を防ぐ啓発に取り組む保健師・中村恵奈さんが3度、宮城県で河瀬さんの講演に出席し、豊川市に招いた。市から福祉避難所指定を受けている施設の職員は「自分を含めて職員らが被災者となる状況で、利用者に加えて災害弱者を受け入れることができるのか考えさせられた。今からできること、何を準備すればいいかを考えたい」と話した。
 菓子やウェットティッシュを使った水がなくてもできる口腔ケアの体験も行われ、中村さんは「災害時の命を守るという切り口で、地域防災力が高まることを期待したい」と願った。
(由本裕貴)

災害関連死を防ぐ 歯科医の河瀬さん講演

 11日で東日本大震災から7年―。東三河でも復興を支援する活動や、南海トラフ地震に備え「3・11」から防災を学ぶ取り組が続く。1日夜には、豊川市の保健師が招いた被災地の歯科医・河瀬聡一朗さんによる講演が市勤労福祉会館で行われた。
 震災後に長野県から宮城県石巻市に移住し、大津波が襲った沿岸の街で雄勝診療所を営む河瀬さん。「口腔ケア」を合言葉に、避難所生活者が誤嚥(ごえん)性肺炎などで命を落とす災害関連死を中心に講演した。
 避難所では断水や物資不足で歯磨きなどのケアができなくなる人が増え、さらに配給される食料も炭水化物や糖分が中心となる。被災者の日記を紹介しつつ「発災から1カ月経っても食べ物はあまり変わらない。栄養が不足すれば体が弱り、食事もできなくなって死に至る」と説明した。
 また、障害児者は口腔疾患から全身疾患に悪化する人もおり「いざという時に優先的に支援できるよう、障害者施設のリストを作っておくなど社会的弱者の情報を共有しておくべき」と強調。「実際に見ることが一番の勉強になる。東北や熊本の被災地に足を運んでほしい」と呼び掛けた。
 市民や各地域の防災担当、医療・介護関係、行政職員ら約160人が参加。災害関連死を防ぐ啓発に取り組む保健師・中村恵奈さんが3度、宮城県で河瀬さんの講演に出席し、豊川市に招いた。市から福祉避難所指定を受けている施設の職員は「自分を含めて職員らが被災者となる状況で、利用者に加えて災害弱者を受け入れることができるのか考えさせられた。今からできること、何を準備すればいいかを考えたい」と話した。
 菓子やウェットティッシュを使った水がなくてもできる口腔ケアの体験も行われ、中村さんは「災害時の命を守るという切り口で、地域防災力が高まることを期待したい」と願った。
(由本裕貴)

災害関連死を防ぐ重要性を語った中村さん㊨と河瀬さん=豊川市勤労福祉会館で
災害関連死を防ぐ重要性を語った中村さん㊨と河瀬さん=豊川市勤労福祉会館で

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