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フクシマ・ルポ 復興の灯②

カテゴリー:特集

庁舎前の放射線測定機が示す数値は0・063マイクロシーベルト=福島県浪江町役場で
庁舎前の放射線測定機が示す数値は0・063マイクロシーベルト=福島県浪江町役場で
庁舎内に展示されたポケットモンスターのフィギュア=同
庁舎内に展示されたポケットモンスターのフィギュア=同

行政機能復活も住民少なく

 山道を下り浪江町の中心街に近付く。中心部の旧「居住制限区域」や「避難指示解除準備区域」では除染も済んで放射線量は低く、インフラ復旧も経て昨年3月31日をもって避難指示が解除された。少しずつ戻る人々の生活。その進み具合を確かめようと、まずは町役場へ向かった。
 庁舎前には、依然として太陽光発電型の放射線測定器が置かれていた。赤いデジタル数字が示す数値は毎時0・063マイクロシーベルトだ。
 2015年6月に訪れた時は0・097マイクロシーベルトを表示していた。3年前とさほど変わらない。当時、同行した男性が携帯する線量計では、それよりも高い0・26マイクロシーベルトを示していた。あの時の数値は真実だったのか、個人的に疑問を感じた。
 前回訪れた時は二本松市の仮庁舎から一部機能が戻っていたが、今は完全に行政機能が復活していた。避難解除を受けて、故郷に帰還した町民は人口の1%台にとどまる約300人。1月末時点で、県内で1万4369人、県外で6279人が避難生活を続けている。そのせいか、庁舎内は閑散としていた。
 入り口には床下用のネズミ除けが置かれ、自由に持ち帰っていい。帰還に向けた放射線不安や住宅改修の相談窓口をはじめ、外部機関委託による被災家屋の解体申請の受け付けも行われていた。
 エントランスに子どもの気を引く楽しい空間があった。人気ゲーム「ポケットモンスター」のフィギュアが並ぶ。生みの親のゲームクリエイター田尻智さんの父・義雄さんが浪江町出身で、役場職員は「智さんも幼ない頃に浪江を訪れ、ホタル狩りなどを楽しんだらしいです」と明かした。豊かな自然の体験から壮大な冒険ストーリーのイメージが生まれたのだろう。世界に知れ渡るポケモンたちも、故郷の復興を後押しする。
(由本裕貴)

行政機能復活も住民少なく

 山道を下り浪江町の中心街に近付く。中心部の旧「居住制限区域」や「避難指示解除準備区域」では除染も済んで放射線量は低く、インフラ復旧も経て昨年3月31日をもって避難指示が解除された。少しずつ戻る人々の生活。その進み具合を確かめようと、まずは町役場へ向かった。
 庁舎前には、依然として太陽光発電型の放射線測定器が置かれていた。赤いデジタル数字が示す数値は毎時0・063マイクロシーベルトだ。
 2015年6月に訪れた時は0・097マイクロシーベルトを表示していた。3年前とさほど変わらない。当時、同行した男性が携帯する線量計では、それよりも高い0・26マイクロシーベルトを示していた。あの時の数値は真実だったのか、個人的に疑問を感じた。
 前回訪れた時は二本松市の仮庁舎から一部機能が戻っていたが、今は完全に行政機能が復活していた。避難解除を受けて、故郷に帰還した町民は人口の1%台にとどまる約300人。1月末時点で、県内で1万4369人、県外で6279人が避難生活を続けている。そのせいか、庁舎内は閑散としていた。
 入り口には床下用のネズミ除けが置かれ、自由に持ち帰っていい。帰還に向けた放射線不安や住宅改修の相談窓口をはじめ、外部機関委託による被災家屋の解体申請の受け付けも行われていた。
 エントランスに子どもの気を引く楽しい空間があった。人気ゲーム「ポケットモンスター」のフィギュアが並ぶ。生みの親のゲームクリエイター田尻智さんの父・義雄さんが浪江町出身で、役場職員は「智さんも幼ない頃に浪江を訪れ、ホタル狩りなどを楽しんだらしいです」と明かした。豊かな自然の体験から壮大な冒険ストーリーのイメージが生まれたのだろう。世界に知れ渡るポケモンたちも、故郷の復興を後押しする。
(由本裕貴)

庁舎前の放射線測定機が示す数値は0・063マイクロシーベルト=福島県浪江町役場で
庁舎前の放射線測定機が示す数値は0・063マイクロシーベルト=福島県浪江町役場で
庁舎内に展示されたポケットモンスターのフィギュア=同
庁舎内に展示されたポケットモンスターのフィギュア=同

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