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豊橋市教委が小・中学校教諭らの手引き書発刊

市内の全教職員に配布される手引き書つくし本=豊橋市役所で
市内の全教職員に配布される手引き書つくし本=豊橋市役所で

 豊橋市内の小・中学校教諭らが授業をする際の手引き書、教師のための「学力を支える『授業づくり』10のポイント」(通称・つくし本、A5判68㌻)を、市教育委員会が発刊した。ベテラン教諭の経験も盛り込んだ内容。担当者は「教諭の基本は授業。本来あるべき姿を見直し、子どもを大切にする教育を進めたい」と話す。市内の全教職員に配布し、授業力の一層の向上を目指す。
 40代を中心に指導的な立場にある市内の教諭らが市教委から委嘱を受け、3年かけて作製。授業の基本、授業に生かせるノウハウなどを1冊に詰め込んだ。
 授業づくりの要となる学級づくり、授業の進め方、次の時間に生かす授業の分析・改善まで10ポイントにまとめた。
 「子どもの思いや考えを引き出す発問」「子どもの学びを支える板書とノート指導」など各ポイントでは、ベテラン教諭の経験や参考文献の引用を活用した例を挙げて分かりやすくしているのが特長。コラムなどもあるほか、振り返りのためのチェックリストも載せている。
 市内の小・中学校教諭は近年、団塊の世代が大量に退職し、新任教諭が年間70~80人採用されるなど1~10年の若手が多くなっている。
 現在、手引き書は2007(平成19)年度に作り、その後、改訂した問題解決的な学習を進めるノウハウや、教科ごとの授業展開プランをまとめた「なでしこ本」が使われているが、その一段階前の授業づくりの基本を伝えることも必要だった。
 ベテランが助言していたが、手元に残るものがなかったため、市教委は日常的に手にすることのできる手引き書「つくし本」の作製を企画。「若手には授業づくりの基本を身につけてもらい、ベテランには振り返りに使ってもらたい」としている。
 「つくし本」は「上に向かってぐんぐん伸びる」の願いを込めて名付けられ、表紙に教諭が描いたツクシの絵を採用した。
 新年度が始まる4月3日、教職員、常勤講師ら2000人近い全教職員に配られる。
(中村晋也)

 豊橋市内の小・中学校教諭らが授業をする際の手引き書、教師のための「学力を支える『授業づくり』10のポイント」(通称・つくし本、A5判68㌻)を、市教育委員会が発刊した。ベテラン教諭の経験も盛り込んだ内容。担当者は「教諭の基本は授業。本来あるべき姿を見直し、子どもを大切にする教育を進めたい」と話す。市内の全教職員に配布し、授業力の一層の向上を目指す。
 40代を中心に指導的な立場にある市内の教諭らが市教委から委嘱を受け、3年かけて作製。授業の基本、授業に生かせるノウハウなどを1冊に詰め込んだ。
 授業づくりの要となる学級づくり、授業の進め方、次の時間に生かす授業の分析・改善まで10ポイントにまとめた。
 「子どもの思いや考えを引き出す発問」「子どもの学びを支える板書とノート指導」など各ポイントでは、ベテラン教諭の経験や参考文献の引用を活用した例を挙げて分かりやすくしているのが特長。コラムなどもあるほか、振り返りのためのチェックリストも載せている。
 市内の小・中学校教諭は近年、団塊の世代が大量に退職し、新任教諭が年間70~80人採用されるなど1~10年の若手が多くなっている。
 現在、手引き書は2007(平成19)年度に作り、その後、改訂した問題解決的な学習を進めるノウハウや、教科ごとの授業展開プランをまとめた「なでしこ本」が使われているが、その一段階前の授業づくりの基本を伝えることも必要だった。
 ベテランが助言していたが、手元に残るものがなかったため、市教委は日常的に手にすることのできる手引き書「つくし本」の作製を企画。「若手には授業づくりの基本を身につけてもらい、ベテランには振り返りに使ってもらたい」としている。
 「つくし本」は「上に向かってぐんぐん伸びる」の願いを込めて名付けられ、表紙に教諭が描いたツクシの絵を採用した。
 新年度が始まる4月3日、教職員、常勤講師ら2000人近い全教職員に配られる。
(中村晋也)

市内の全教職員に配布される手引き書つくし本=豊橋市役所で
市内の全教職員に配布される手引き書つくし本=豊橋市役所で

カテゴリー:社会・経済 / 地域・教育

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