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蒲郡市議会で新体育館予算修正案可決

修正案に起立する議員たち=蒲郡市議会議場で
修正案に起立する議員たち=蒲郡市議会議場で
議場であいさつする稲葉市長
議場であいさつする稲葉市長

 蒲郡市議会3月定例会は22日再開、ボートレース場南東駐車場(竹谷町)への新体育館建設をめぐり、新年度一般会計予算案から建設準備費約2511万円を削除する修正案が賛成多数で可決された。市が上程した一般会計予算の原案が修正され可決したのは初めてという。
 修正案は15日に行われた予算審査特別委員会で可決。この日、大場康議議長を除く19人で採決し、最大会派の自民6人、自由6人、無会派3人が賛成し、公明3人と無会派1人が反対し、15対4だった。修正部分を除いた原案も可決された。
 新体育館の建設について現体育館(緑町)の老朽化と、耐震性が低いことから市が建て替えの方針を立て建設予定地をボートレース場南東駐車場(竹谷町)とし、原案に基本設計費など約2511万円を計上していた。
 討論では松本昌成氏(公明)が原案賛成として「利用者や市民からの要望があり、まずは施設を建設し、市民とまちづくりを考えていくことだ」と主張した。
 修正案賛成として柴田安彦氏(無会派)は「現体育館を耐震補強し、長寿命化を図って建て替え方針を見直す」、青山義明氏(自民)は「レース場駐車場は防災や社会教育、今後のまちづくりへ疑問がある。まずはコンセプトとまちづくりを考えていく」、日恵野佳代氏(無会派)は「高潮や液状化など防災面で心配がある。防災の専門家意見を入れるべき」とそれぞれ表明した。
 修正案可決に稲葉正吉市長は「現体育館利用者団体や地元総代の要望も斟酌(しんしゃく)していただけなかったことが残念」とあいさつ。議会終了後、報道陣に対して「修正案を受け入れる。建て替えの方針は変えず、ビジョンとコンセプトを考えて6月定例会には議案を提案したい」と語った。
 一方、議案ではこのほか“ゴミ屋敷”に対応するための条例制定案など31議案を可決。蒲南土地区画整理事業に関する請願書を不採択とし、閉会した。
(安藤聡)

 蒲郡市議会3月定例会は22日再開、ボートレース場南東駐車場(竹谷町)への新体育館建設をめぐり、新年度一般会計予算案から建設準備費約2511万円を削除する修正案が賛成多数で可決された。市が上程した一般会計予算の原案が修正され可決したのは初めてという。
 修正案は15日に行われた予算審査特別委員会で可決。この日、大場康議議長を除く19人で採決し、最大会派の自民6人、自由6人、無会派3人が賛成し、公明3人と無会派1人が反対し、15対4だった。修正部分を除いた原案も可決された。
 新体育館の建設について現体育館(緑町)の老朽化と、耐震性が低いことから市が建て替えの方針を立て建設予定地をボートレース場南東駐車場(竹谷町)とし、原案に基本設計費など約2511万円を計上していた。
 討論では松本昌成氏(公明)が原案賛成として「利用者や市民からの要望があり、まずは施設を建設し、市民とまちづくりを考えていくことだ」と主張した。
 修正案賛成として柴田安彦氏(無会派)は「現体育館を耐震補強し、長寿命化を図って建て替え方針を見直す」、青山義明氏(自民)は「レース場駐車場は防災や社会教育、今後のまちづくりへ疑問がある。まずはコンセプトとまちづくりを考えていく」、日恵野佳代氏(無会派)は「高潮や液状化など防災面で心配がある。防災の専門家意見を入れるべき」とそれぞれ表明した。
 修正案可決に稲葉正吉市長は「現体育館利用者団体や地元総代の要望も斟酌(しんしゃく)していただけなかったことが残念」とあいさつ。議会終了後、報道陣に対して「修正案を受け入れる。建て替えの方針は変えず、ビジョンとコンセプトを考えて6月定例会には議案を提案したい」と語った。
 一方、議案ではこのほか“ゴミ屋敷”に対応するための条例制定案など31議案を可決。蒲南土地区画整理事業に関する請願書を不採択とし、閉会した。
(安藤聡)

修正案に起立する議員たち=蒲郡市議会議場で
修正案に起立する議員たち=蒲郡市議会議場で
議場であいさつする稲葉市長
議場であいさつする稲葉市長

カテゴリー:政治・行政

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