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愛知御津駅の橋上化 豊川市が調査再開へ

市が作成したJR愛知御津駅の橋上化イメージ案
市が作成したJR愛知御津駅の橋上化イメージ案

 豊川市が、御津町民らによって橋上駅化が求められているJR東海道本線・愛知御津駅(御津町西方)について、2018(平成30)年度から橋上駅化に関連する調査を再スタートさせる。新年度予算に4年ぶりに調査費として約2230万円を盛り込み、今回は初めてJR東海に調査を委託する。
 御津駅は北側だけに出入り口やロータリーがあり、駅南側の住民らにとっては不便を強いられている。その上、周辺は御津南部小学校や御津中学校の通学路にもなっており、子どもたちは狭い踏切やガード下を通って通学する。
 町民らは旧宝飯郡御津町と市の合併時から、駅構内を南北に通行できる橋上駅化を要望。市は2014(平成26)年度に独自調査を行った。2015年の町民と山脇実市長らの意見交換会で、市は1日1300~1400人という駅の乗降客数や、独自に作成した橋上駅化イメージ案を示した上で、事業費に20億円以上を要することなどを報告した。同年には町民や有識者でなる「駅を活かした町づくり連絡協議会」が発足し、市やJRに働きかけを続けている。
 御津町では近年、都市計画道路の整備が進み、
、駅南側の松本入浜線が国道23号と接続したことで、駅南の新ロータリー整備などの開発へ前進した。市は新年度予算に駅前広場調査測量委託と南北自由通路基本計画調査費負担金として2230万円を計上し、今回は初めてJR東海に調査を委託。JRと協力し、より具体的な数値を得る。
 ただ、市内で橋上駅となっているJR豊川駅や名鉄国府駅と比べて愛知御津駅の乗降客数は少なく、普通電車しか停車しないため、実現にはまだ課題がある。JRは経費削減から、昨年10月から完全無人駅に切り替えた。
 市の調査再開を機に、町づくり協議会も駅周辺の活性化を図り、子どもたちと協力した花の植樹などの活動を予定している。
(由本裕貴)

 豊川市が、御津町民らによって橋上駅化が求められているJR東海道本線・愛知御津駅(御津町西方)について、2018(平成30)年度から橋上駅化に関連する調査を再スタートさせる。新年度予算に4年ぶりに調査費として約2230万円を盛り込み、今回は初めてJR東海に調査を委託する。
 御津駅は北側だけに出入り口やロータリーがあり、駅南側の住民らにとっては不便を強いられている。その上、周辺は御津南部小学校や御津中学校の通学路にもなっており、子どもたちは狭い踏切やガード下を通って通学する。
 町民らは旧宝飯郡御津町と市の合併時から、駅構内を南北に通行できる橋上駅化を要望。市は2014(平成26)年度に独自調査を行った。2015年の町民と山脇実市長らの意見交換会で、市は1日1300~1400人という駅の乗降客数や、独自に作成した橋上駅化イメージ案を示した上で、事業費に20億円以上を要することなどを報告した。同年には町民や有識者でなる「駅を活かした町づくり連絡協議会」が発足し、市やJRに働きかけを続けている。
 御津町では近年、都市計画道路の整備が進み、
、駅南側の松本入浜線が国道23号と接続したことで、駅南の新ロータリー整備などの開発へ前進した。市は新年度予算に駅前広場調査測量委託と南北自由通路基本計画調査費負担金として2230万円を計上し、今回は初めてJR東海に調査を委託。JRと協力し、より具体的な数値を得る。
 ただ、市内で橋上駅となっているJR豊川駅や名鉄国府駅と比べて愛知御津駅の乗降客数は少なく、普通電車しか停車しないため、実現にはまだ課題がある。JRは経費削減から、昨年10月から完全無人駅に切り替えた。
 市の調査再開を機に、町づくり協議会も駅周辺の活性化を図り、子どもたちと協力した花の植樹などの活動を予定している。
(由本裕貴)

市が作成したJR愛知御津駅の橋上化イメージ案
市が作成したJR愛知御津駅の橋上化イメージ案

カテゴリー:政治・行政

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