文字の大きさ

映画「君の名は。」豊川にも“聖地”

「君の名は。」に登場する豊川市御津町とされる風景。手前はミニ日本列島公園(イメージ画像、加工処理)
「君の名は。」に登場する豊川市御津町とされる風景。手前はミニ日本列島公園(イメージ画像、加工処理)

 東三河にも「聖地」があった―。空前の大ヒットを記録しているアニメ映画「君の名は。」(新海誠監督)に、豊川市御津町の三河湾周辺の風景を描いたとされる1シーンが登場する。「聖地巡礼」として、記念撮影に訪れるファンも出てきている。
 劇中で登場するのは、瀧(たき)が三葉(みつは)を探しに東京から岐阜へ向かう場面。実際に御津町御馬付近から新幹線の車窓越しに三河湾方面を見た光景が、映画の1シーンそのものだ。青空の下、右側には巨大な風車、左側には高層タワーが立つ。
 興行収入が200億円を突破し、社会現象になっている同作。岐阜県の飛騨古川駅をはじめ、日本各地のモデルとなったとされる場所を「聖地」と呼んで巡るファンが続出。御津のスポットにもSNSの情報で知った人が訪れている。
 近隣には、日本列島を模したミニ日本列島公園があり、この風景をゆっくり楽しむには絶好のスポットだ。高層タワーのモデルは昭和電線ケーブルシステムのCVタワー(御津町佐脇浜2)で、高さ約90㍍は市内で最も高い建物。巨大な風車は御津風力発電が所有する。
 思わぬ「聖地」の誕生に、市観光協会の平賀菜由美事務局長も「御津の新たな観光地になれば、街の活性化につながる。外国人の方も多いみたいなので、世界にも広がれば」と期待する。
 新海監督の作品では、2004年公開の「雲のむこう、約束の場所」の竜飛崎や、07年公開の「秒速5センチメートル」の種子島でも、風車を描いたシーンが登場する。
(由本裕貴)

 東三河にも「聖地」があった―。空前の大ヒットを記録しているアニメ映画「君の名は。」(新海誠監督)に、豊川市御津町の三河湾周辺の風景を描いたとされる1シーンが登場する。「聖地巡礼」として、記念撮影に訪れるファンも出てきている。
 劇中で登場するのは、瀧(たき)が三葉(みつは)を探しに東京から岐阜へ向かう場面。実際に御津町御馬付近から新幹線の車窓越しに三河湾方面を見た光景が、映画の1シーンそのものだ。青空の下、右側には巨大な風車、左側には高層タワーが立つ。
 興行収入が200億円を突破し、社会現象になっている同作。岐阜県の飛騨古川駅をはじめ、日本各地のモデルとなったとされる場所を「聖地」と呼んで巡るファンが続出。御津のスポットにもSNSの情報で知った人が訪れている。
 近隣には、日本列島を模したミニ日本列島公園があり、この風景をゆっくり楽しむには絶好のスポットだ。高層タワーのモデルは昭和電線ケーブルシステムのCVタワー(御津町佐脇浜2)で、高さ約90㍍は市内で最も高い建物。巨大な風車は御津風力発電が所有する。
 思わぬ「聖地」の誕生に、市観光協会の平賀菜由美事務局長も「御津の新たな観光地になれば、街の活性化につながる。外国人の方も多いみたいなので、世界にも広がれば」と期待する。
 新海監督の作品では、2004年公開の「雲のむこう、約束の場所」の竜飛崎や、07年公開の「秒速5センチメートル」の種子島でも、風車を描いたシーンが登場する。
(由本裕貴)

「君の名は。」に登場する豊川市御津町とされる風景。手前はミニ日本列島公園(イメージ画像、加工処理)
「君の名は。」に登場する豊川市御津町とされる風景。手前はミニ日本列島公園(イメージ画像、加工処理)

カテゴリー:社会・経済

 PR

PR