豊橋・一誠福祉会が創立30周年記念式典

　豊橋と新城で福祉施設を運営している「一誠福祉会」（豊橋市、滝川一亮理事長）は３０日、ホテルアソシア豊橋で創立３０周年記念式典を開き、これまでの歴史を振り返り、今後も地域福祉のために尽力していくことを誓った。
　滝川理事長は「地域の皆さんのおかげで、８拠点で１８事業所の施設を運営するまでになることができました。昨年他界した名誉理事長の滝川一興が掲げた『ノーマライゼーション』の精神を今後も大切にして、地域福祉へ継続的に貢献できるよう頑張っていきたい」と感謝と決意のことばを述べた。
　このあと一誠福祉会後援会豊橋会長の井上賢照氏、同新城会長の海野久榮氏や、施設でボランティア活動に尽力した皆さんに感謝状を送ったほか、職員表彰を行った。
　また記念講演では、中村耕三・東京大学名誉教授が「ロコモティブシンドロームの背後にあるもの」を演題に、「運動をしっかり行うことで平均１０歳は若返ることができる」などと解説した。
　同福祉会は、１９８８（昭和６３）年に特別養護老人ホーム「作楽荘」を開設。その後、ベルヴューハイツ、麗楽荘などを開設して、地域福祉の一翼を担っている。
(竹下貴信)