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外国人生徒の日本語指導「みらい」開校

初期支援校「みらい」の開校式に臨む1期生(左側)=豊岡中学校で
初期支援校「みらい」の開校式に臨む1期生(左側)=豊岡中学校で

 豊橋市教育委員会は、来日して間もない外国籍の中学生や外国人学校から市内に編入した生徒たちの日本語指導を集中的に行う初期支援校「みらい」を市立豊岡中学校に設置し、9日、開校式を同校で開いた。増加を続ける外国籍生徒が円滑に日本の学校へ適応し、いち早く教科学習へ移行できることを目指す。
 生徒たちは、居住校区に学籍を置きながら月~木曜日の週4日間、160時間(8週間)にわたり、日本語の読み書き、会話などを中心に英語、数学も学ぶ。1期生は市立東部中1・2年のブラジル出身者3人と、豊岡中1年のフィリピン出身者、市立豊城中3年の中国出身者1人ずつの計5人。昨年12月、今年2月に来日した。
 支援校は市内でも外国籍の子どもが多い東部地域で、通学の便利さを考慮し、市内電車も走る豊岡中に設けた。2人が担当教諭を務め、ポルトガル語、タガログ語、中国語の相談員らも配置されている。
 式では、古池弘人教育部長が「毎日楽しく過ごせるよう全力でサポートします」、豊岡中の佐藤充宏校長が「あなたたちの未来をつくる教室。一緒に勉強しましょう」と呼び掛けた。同中の外国籍の先輩たちも「ノートに書くことで思い出すことができる」「日本の学校は楽しい、みんなも頑張って」と激励した。
 1期生のエストルバ・ジャマシさん(豊岡1)は2月にフィリピンから来日。「高校に進学したいので日本語を勉強したい。不安はありません」と張り切り、昨年12月にブラジルから来た西山ヨシトさん(東部2)も「日本語を学んで日本の友だちと話をしたい」と話した。
 豊橋市は外国人集住都市で、外国籍生徒(中学生)は1月で549人と2007(平成19)年のほぼ倍。従来あった日本語の初期支援教室を経ずに編入する生徒も増え、約9割が高校に進学する中、日本語が不十分なまま高校生になっている子もいて、新たな支援体制が課題となっていた。
(中村晋也)

 豊橋市教育委員会は、来日して間もない外国籍の中学生や外国人学校から市内に編入した生徒たちの日本語指導を集中的に行う初期支援校「みらい」を市立豊岡中学校に設置し、9日、開校式を同校で開いた。増加を続ける外国籍生徒が円滑に日本の学校へ適応し、いち早く教科学習へ移行できることを目指す。
 生徒たちは、居住校区に学籍を置きながら月~木曜日の週4日間、160時間(8週間)にわたり、日本語の読み書き、会話などを中心に英語、数学も学ぶ。1期生は市立東部中1・2年のブラジル出身者3人と、豊岡中1年のフィリピン出身者、市立豊城中3年の中国出身者1人ずつの計5人。昨年12月、今年2月に来日した。
 支援校は市内でも外国籍の子どもが多い東部地域で、通学の便利さを考慮し、市内電車も走る豊岡中に設けた。2人が担当教諭を務め、ポルトガル語、タガログ語、中国語の相談員らも配置されている。
 式では、古池弘人教育部長が「毎日楽しく過ごせるよう全力でサポートします」、豊岡中の佐藤充宏校長が「あなたたちの未来をつくる教室。一緒に勉強しましょう」と呼び掛けた。同中の外国籍の先輩たちも「ノートに書くことで思い出すことができる」「日本の学校は楽しい、みんなも頑張って」と激励した。
 1期生のエストルバ・ジャマシさん(豊岡1)は2月にフィリピンから来日。「高校に進学したいので日本語を勉強したい。不安はありません」と張り切り、昨年12月にブラジルから来た西山ヨシトさん(東部2)も「日本語を学んで日本の友だちと話をしたい」と話した。
 豊橋市は外国人集住都市で、外国籍生徒(中学生)は1月で549人と2007(平成19)年のほぼ倍。従来あった日本語の初期支援教室を経ずに編入する生徒も増え、約9割が高校に進学する中、日本語が不十分なまま高校生になっている子もいて、新たな支援体制が課題となっていた。
(中村晋也)

初期支援校「みらい」の開校式に臨む1期生(左側)=豊岡中学校で
初期支援校「みらい」の開校式に臨む1期生(左側)=豊岡中学校で

カテゴリー:社会・経済 / 地域・教育

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