蒲郡温室ミカン収穫始まる

　蒲郡市で14日、柑橘（かんきつ）類の主力産物で温室ミカン「宮川早生（わせ）」の収穫が始まった。17日までに選果し、19日に名古屋など18卸売市場に出荷されて各地で販売される。
　同市神ノ郷町の尾﨑恭啓（やすひろ）さん（67）方のビニールハウスでは尾﨑さんと妻弘子さん（62）が、色づいた直径５㌢前後の実を丁寧に収穫した。
　「今年は実がつく３月に雨が少なかったため、皮が浮く浮皮が少なく甘みも十分あり、良い出来栄え」と尾﨑さん。
　ＪＡ蒲郡市によると今季は99戸が計27・８㌶で栽培し、９月まで約１３７０㌧の販売を見込む。収穫と出荷は中元期の７、８月にピークを迎えるという。
（安藤聡）