解体前の庁舎内を疾走 新城で自転車ショーレース

　解体前の新城市役所庁舎を使った自転車ショーレース「Ｓｈｉｎｓｈｉｒｏ　Ｘ（シンシロクロス）」が６月10日、同市東入船の市役所本庁舎周辺で行われる。７月にも解体となる本庁舎の廊下もコースに取り入れる。「一生に１回しかない機会。特別な時間を参加者で共有したい」と主催するスポーツイベント企画運営会社「ダモンデ」の有城辰徳代表は20日から始まるエントリーを呼び掛けている。
　市内では２０１６（平成28）年１月24日、廃校となった旧県立鳳来寺高校校舎（門谷）を会場に「スクールクロス」を実施。東海地方を中心に国内の小学１年生から50歳代まで約３００人が参加した。
　有城さんは当時、同市の地域おこし協力隊員で実行委員会の一員として活動。隊員を卒業して会社を立ち上げた。反響が大きかったことから、昨年末にスクールクロスの経験を今回のイベントにも活用できないかと思い立ち、市の担当者と相談してシンシロクロスを行うことにした。
　本庁舎は、西隣の新庁舎が５月７日に開庁するのに伴い７月にも解体が始まる。イベントは砂利の駐車場となっている東庁舎東側をメーンに自転車を持って階段を昇るほか、本庁舎１階の廊下を走行する１周約４００㍍の周回コースを設ける。
　カテゴリーはレベルによって時間を区切っており、一般クラスは「15分」「20分」「30分」「40分」で定員は各40人、キッズクラスもあり２周－４周の３クラスを設けて定員は各20人とした。
　参加料は一般８５００円、キッズ２０００円。
　申し込みはインターネットのみで20日正午から５月６日午後11時59分まで。専用ホームページは（ｈｔｔｐｓ：／／ｓｈｉｎｓｈｉｒｏｃｒｏｓｓ．ｊｉｍｄｏ．ｃｏｍ）。
（安藤聡）