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平田さん桑原さんプラットのビジョン語る

プラットのこれまでとこれからを語る平田さん㊨と桑原さん=プラットで
プラットのこれまでとこれからを語る平田さん㊨と桑原さん=プラットで

 豊橋市の穂の国とよはし芸術劇場プラットの初代アドバイザーで同市出身の俳優・平田満さんと、4月から後任となった劇団主宰者で脚本・演出家の桑原裕子さんが30日、同劇場で今後のビジョンやこれまでの取り組みなどについて説明。市民ら108人を前に、桑原さんは「終わらない文化祭をつくっていきたい」と意気込みを語った。
 開館6年目を迎えたこの日、桑原さんは数年後の展望として「例えば3日間の文化フェスなど、市民が参加型で関われるような場所をつくりたい。ワークショップや市民劇などを通じて市民と直接結びつくことで皆さんから意見を聞き、何か新しいことができたら」と述べ、「まだまだ未熟なところもありますが、平田さんに助けてもらいながら、終わらない文化祭をつくっていくのでご協力お願いします」と呼び掛けた。
 質問コーナーでは、ときにユーモアを交えながら2人が回答。豊橋市民の演劇の反応に関し、平田さんは「素直な反応があるので作品の再発見がある。一番ビビッドに伝わってくる劇場なので、全国公演の最初でやる劇場にふさわしい」と話すと、桑原さんも同意。また、地方で演劇をする魅力について、桑原さんは制作過程で濃密な時間が過ごせることを挙げ、平田さんは「これから地方発の芝居が増え、東京にはないものができてくると価値化していく」と予想した。
 今年度のプログラムも説明。プラットから全国ツアーがスタートする松坂桃李さん主演の演劇「マクガワン・トリロジー」(6月29・30日、7月1日)や桑原さん絶賛の劇団ナイロン100℃「百年の秘密」(5月8・9日)、尾上菊之助さん出演「松竹大歌舞伎」(7月15日)、朗読音楽会「ねこはしる」(10月6・7日)など老若男女が楽しめるラインナップに、2人も期待感を示した。
 この日は、昨年度プラットがプロデュースし、作・演出を桑原さん、平田さん出演の舞台「荒れ野」が第5回ハヤカワ悲劇喜劇賞を受賞したことも報告。再演も検討され、佐原光一市長から祝福の言葉が贈られた。
(飯塚雪)

 豊橋市の穂の国とよはし芸術劇場プラットの初代アドバイザーで同市出身の俳優・平田満さんと、4月から後任となった劇団主宰者で脚本・演出家の桑原裕子さんが30日、同劇場で今後のビジョンやこれまでの取り組みなどについて説明。市民ら108人を前に、桑原さんは「終わらない文化祭をつくっていきたい」と意気込みを語った。
 開館6年目を迎えたこの日、桑原さんは数年後の展望として「例えば3日間の文化フェスなど、市民が参加型で関われるような場所をつくりたい。ワークショップや市民劇などを通じて市民と直接結びつくことで皆さんから意見を聞き、何か新しいことができたら」と述べ、「まだまだ未熟なところもありますが、平田さんに助けてもらいながら、終わらない文化祭をつくっていくのでご協力お願いします」と呼び掛けた。
 質問コーナーでは、ときにユーモアを交えながら2人が回答。豊橋市民の演劇の反応に関し、平田さんは「素直な反応があるので作品の再発見がある。一番ビビッドに伝わってくる劇場なので、全国公演の最初でやる劇場にふさわしい」と話すと、桑原さんも同意。また、地方で演劇をする魅力について、桑原さんは制作過程で濃密な時間が過ごせることを挙げ、平田さんは「これから地方発の芝居が増え、東京にはないものができてくると価値化していく」と予想した。
 今年度のプログラムも説明。プラットから全国ツアーがスタートする松坂桃李さん主演の演劇「マクガワン・トリロジー」(6月29・30日、7月1日)や桑原さん絶賛の劇団ナイロン100℃「百年の秘密」(5月8・9日)、尾上菊之助さん出演「松竹大歌舞伎」(7月15日)、朗読音楽会「ねこはしる」(10月6・7日)など老若男女が楽しめるラインナップに、2人も期待感を示した。
 この日は、昨年度プラットがプロデュースし、作・演出を桑原さん、平田さん出演の舞台「荒れ野」が第5回ハヤカワ悲劇喜劇賞を受賞したことも報告。再演も検討され、佐原光一市長から祝福の言葉が贈られた。
(飯塚雪)

プラットのこれまでとこれからを語る平田さん㊨と桑原さん=プラットで
プラットのこれまでとこれからを語る平田さん㊨と桑原さん=プラットで

カテゴリー:社会・経済 / 芸能・文化

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