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「ギャラリーKura」こけら落としに遺作展

父の遺作展を開いた功昌さん=ギャラリーKuraで
父の遺作展を開いた功昌さん=ギャラリーKuraで

 独立書人団などで活躍した豊橋の書家・倉橋桂邨さん(1930―1994)の遺作やコレクションの墨・硯を展示する「古墨と硯」(パート1)が、4月28日に同市東雲町にオープンした「ギャラリーKura」で開催中。父親の作品を広く地元の人たちに見てもらおう-と、桂邨さんの長男・功昌さんが書道教室だった建物をギャラリーにリフォーム、こけら落としとして遺作展を開いた。6日まで。
 桂邨(本名・孝吉)さんは豊橋育ち。生前は独立書展や全三河百選展などで活躍、同百選展や豊橋市民展の審査員なども務め、札木画廊などで個展も重ねてきた。桂邨さん亡き後、兼ねてから遺作の整理・披露を考えていた功昌さんが退職を機に昨年1年間かけて準備を進め、ギャラリーを開設。父親の作品を披露する場としてはもちろん、地元の憩いの場に-と展示後は貸しギャラリーとして活用する考えだ。
 今回は、小品を中心に遺作14点を披露。書家は何でも書けないといけない-と一字書から漢字、かなと全てのジャンルに取り組んだ桂邨さん。墨と硯、紙の相性にもこだわったという。壁面に並ぶ作品も濃墨あり、淡墨あり、青墨・茶墨ありと見応え十分だ。
 墨は自身が中国から買い付けた品や中国から贈られた記念墨、日本の墨など100点余を展示、硯も形状の面白い物を中心に約20面を並べた。来場者向けに硯を水に入れて模様を鑑賞したり、墨をするコーナーも設けた。「やっと皆さんに作品を披露できて父も喜んでいるのではないか」と功昌さん。夏には第2弾を予定している。
 今後は1階を貸しギャラリーに、2階は功昌さんの妻・由美子さんのレース・ニット教室を開く予定。問い合わせは功昌さん(090・5878・6410)へ。
(田中博子)

 独立書人団などで活躍した豊橋の書家・倉橋桂邨さん(1930―1994)の遺作やコレクションの墨・硯を展示する「古墨と硯」(パート1)が、4月28日に同市東雲町にオープンした「ギャラリーKura」で開催中。父親の作品を広く地元の人たちに見てもらおう-と、桂邨さんの長男・功昌さんが書道教室だった建物をギャラリーにリフォーム、こけら落としとして遺作展を開いた。6日まで。
 桂邨(本名・孝吉)さんは豊橋育ち。生前は独立書展や全三河百選展などで活躍、同百選展や豊橋市民展の審査員なども務め、札木画廊などで個展も重ねてきた。桂邨さん亡き後、兼ねてから遺作の整理・披露を考えていた功昌さんが退職を機に昨年1年間かけて準備を進め、ギャラリーを開設。父親の作品を披露する場としてはもちろん、地元の憩いの場に-と展示後は貸しギャラリーとして活用する考えだ。
 今回は、小品を中心に遺作14点を披露。書家は何でも書けないといけない-と一字書から漢字、かなと全てのジャンルに取り組んだ桂邨さん。墨と硯、紙の相性にもこだわったという。壁面に並ぶ作品も濃墨あり、淡墨あり、青墨・茶墨ありと見応え十分だ。
 墨は自身が中国から買い付けた品や中国から贈られた記念墨、日本の墨など100点余を展示、硯も形状の面白い物を中心に約20面を並べた。来場者向けに硯を水に入れて模様を鑑賞したり、墨をするコーナーも設けた。「やっと皆さんに作品を披露できて父も喜んでいるのではないか」と功昌さん。夏には第2弾を予定している。
 今後は1階を貸しギャラリーに、2階は功昌さんの妻・由美子さんのレース・ニット教室を開く予定。問い合わせは功昌さん(090・5878・6410)へ。
(田中博子)

父の遺作展を開いた功昌さん=ギャラリーKuraで
父の遺作展を開いた功昌さん=ギャラリーKuraで

カテゴリー:芸能・文化

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