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今川義元をまつる豊川の大聖寺で供養祭

今川義元に焼香をあげる供養祭の出席者ら=大聖寺で
今川義元に焼香をあげる供養祭の出席者ら=大聖寺で

 戦国時代に遠江から駿河(現在の静岡県西部から中部)、三河地方を統治していた今川義元をまつる豊川市牛久保町の大聖寺で13日、「第56回今川義元公供養祭」が営まれた。来年は生誕500年を迎え、今川家ゆかりの静岡県からの関係者を含めて約200人が参列した。
 永禄3(1560)年5月19日、現在の豊明市での「桶狭間の戦い」で織田信長に討たれた義元。家臣によって胴体だけがこの地に運ばれたとされ、境内にある「今川義元公墓所」は市指定史跡となっている。毎年、命日に近いこの時期に供養祭が行われる。
 豊川市からは山脇実市長や野本逸郎議長、豊川商工会議所の小野喜明会頭ら来賓の他、今川義元公奉賛会(稲垣喜由会長)や地元の氏子総代らが出席。静岡県からは「今川義元公生誕500年祭推進委員会」(小和田哲男委員長)の副委員長で、静岡商議所会頭の酒井公夫さんや、今川家の菩提寺である臨済寺の老大師・阿部宗徹さん、郷土史研究家の杉本勝さんら約70人が来訪。本堂での読経の後、焼香を行った。
 義元は昨年のNHK大河ドラマ「おんな城主 直虎」で春風亭昇太さんが演じて注目され、静岡ではドラマの時代考証を務めた小和田さんら専門家により、功績を見直そうという機運が高まっている。酒井さんは「正しく評価されていない部分もある。戦国武将や政治家としても評価されるところがあり、『今川復権』をキーワードに取り組みたい」と話した。
 19日の命日に予定される臨済寺の法要には、豊川市から奉賛会の会員が出席する予定で、山脇市長も「豊川市としても貢献していきたい」と話した。
(由本裕貴)

 戦国時代に遠江から駿河(現在の静岡県西部から中部)、三河地方を統治していた今川義元をまつる豊川市牛久保町の大聖寺で13日、「第56回今川義元公供養祭」が営まれた。来年は生誕500年を迎え、今川家ゆかりの静岡県からの関係者を含めて約200人が参列した。
 永禄3(1560)年5月19日、現在の豊明市での「桶狭間の戦い」で織田信長に討たれた義元。家臣によって胴体だけがこの地に運ばれたとされ、境内にある「今川義元公墓所」は市指定史跡となっている。毎年、命日に近いこの時期に供養祭が行われる。
 豊川市からは山脇実市長や野本逸郎議長、豊川商工会議所の小野喜明会頭ら来賓の他、今川義元公奉賛会(稲垣喜由会長)や地元の氏子総代らが出席。静岡県からは「今川義元公生誕500年祭推進委員会」(小和田哲男委員長)の副委員長で、静岡商議所会頭の酒井公夫さんや、今川家の菩提寺である臨済寺の老大師・阿部宗徹さん、郷土史研究家の杉本勝さんら約70人が来訪。本堂での読経の後、焼香を行った。
 義元は昨年のNHK大河ドラマ「おんな城主 直虎」で春風亭昇太さんが演じて注目され、静岡ではドラマの時代考証を務めた小和田さんら専門家により、功績を見直そうという機運が高まっている。酒井さんは「正しく評価されていない部分もある。戦国武将や政治家としても評価されるところがあり、『今川復権』をキーワードに取り組みたい」と話した。
 19日の命日に予定される臨済寺の法要には、豊川市から奉賛会の会員が出席する予定で、山脇市長も「豊川市としても貢献していきたい」と話した。
(由本裕貴)

今川義元に焼香をあげる供養祭の出席者ら=大聖寺で
今川義元に焼香をあげる供養祭の出席者ら=大聖寺で

カテゴリー:社会・経済

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