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イオンモール進出計画で豊川市が渋滞予測など調査へ

商業施設が進出すれば、渋滞が予想されるスズキ豊川工場前の道路=交差点「市民病院東」付近で
商業施設が進出すれば、渋滞が予想されるスズキ豊川工場前の道路=交差点「市民病院東」付近で

 豊川市のまちづくりの指針となる都市計画マスタープランの見直し委員会と、立地適正化計画専門部会が22日、市役所で開かれた。住民からイオンモール進出計画に関する意見が多いことを受けて、市は渋滞予測などの調査に乗り出すことを表明した。
 市は11月中に、8回にわたり地区ごとにマスタープランと適正化計画の住民向け説明会を実施。総勢253人が出席し、48件の意見が出た。そのうち、実に20件が、スズキ豊川工場(白鳥町)が撤退後の跡地に誘致するイオンモール関連の内容だった。
 特に、地元諏訪地区から周辺の交通環境や市民病院への影響を心配する声が相次ぎ、見直し委員会の委員も「市民は漠然とした大きな不安を感じている」と指摘。これを受けて、市は「住民の理解が大事。周辺道路の渋滞予測などの必要な調査を将来的にやっていくことになる。地域はもちろん、市域全体への住民説明会も検討していきたい」とした。
 マスタープランは都市づくりの大きな方向性を定める計画で、個別の商業施設などの立地や規模、配置を決めるものではないが、委員長の浅野純一郎・豊橋技術科学大学教授は「個別の案件は慎重な議論と、失敗のない手続きを踏むように要望したい」と呼びかけた。
 昨年11月から定期的に実施してきた両委員会は今回で終了。今後はマスタープラン、適性化計画共に来年1月5日から2月3日までパブリックコメントを行い、市民の意見を収集。改訂後、3月頃の公表を予定する。
(由本裕貴)

 豊川市のまちづくりの指針となる都市計画マスタープランの見直し委員会と、立地適正化計画専門部会が22日、市役所で開かれた。住民からイオンモール進出計画に関する意見が多いことを受けて、市は渋滞予測などの調査に乗り出すことを表明した。
 市は11月中に、8回にわたり地区ごとにマスタープランと適正化計画の住民向け説明会を実施。総勢253人が出席し、48件の意見が出た。そのうち、実に20件が、スズキ豊川工場(白鳥町)が撤退後の跡地に誘致するイオンモール関連の内容だった。
 特に、地元諏訪地区から周辺の交通環境や市民病院への影響を心配する声が相次ぎ、見直し委員会の委員も「市民は漠然とした大きな不安を感じている」と指摘。これを受けて、市は「住民の理解が大事。周辺道路の渋滞予測などの必要な調査を将来的にやっていくことになる。地域はもちろん、市域全体への住民説明会も検討していきたい」とした。
 マスタープランは都市づくりの大きな方向性を定める計画で、個別の商業施設などの立地や規模、配置を決めるものではないが、委員長の浅野純一郎・豊橋技術科学大学教授は「個別の案件は慎重な議論と、失敗のない手続きを踏むように要望したい」と呼びかけた。
 昨年11月から定期的に実施してきた両委員会は今回で終了。今後はマスタープラン、適性化計画共に来年1月5日から2月3日までパブリックコメントを行い、市民の意見を収集。改訂後、3月頃の公表を予定する。
(由本裕貴)

商業施設が進出すれば、渋滞が予想されるスズキ豊川工場前の道路=交差点「市民病院東」付近で
商業施設が進出すれば、渋滞が予想されるスズキ豊川工場前の道路=交差点「市民病院東」付近で

カテゴリー:政治・行政

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