耐震強化岸壁7-4号の整備完了
豊橋市神野西町の三河港・神野地区で進められていた新たな耐震強化岸壁の整備が完了し、6月2日、供用式典が現地の7-4(ななのよん)号岸壁を会場に開かれる。岸壁が延伸され、効率的な物流機能が確保される上、巨大地震にも耐えられる岸壁で、緊急物資輸送も可能となる。
水深12㍍、延長約260㍍の耐震岸壁で、2014(平成26)年度から国交省中部地方整備局三河港湾事務所が工事を進めていた。
自動車輸入が台数、金額とも25年連続で全国一など国内屈指の自動車輸出入の拠点となっている同港を支える神野地区。だが、岸壁延長の不足で同時着岸数に制限があるほか、自動車、コンテナ、一般貨物が混在化しており、非効率的な輸送を余儀なくされていた。
岸壁の延伸により、効率的な物流機能が確保され、同港を利用する地域産業の国際競争力向上が期待される。また、貨物混在のため、自動車にはスクラップなど飛散貨物の付着を防ぐ対策の費用も生じており、今後、貨物ごとの集約を順次進めていく。
岸壁は通常よりも耐震性を強めた耐震強化岸壁にすることにより、同港で起こりうる最大級の地震が発生した際、発災直後から緊急物資の輸送や経済活動を維持できるという。
式典は、中部地方整備局と県の主催で開かれ、関係者が出席、テープカットなどで供用を祝う。
(中村晋也)
豊橋市神野西町の三河港・神野地区で進められていた新たな耐震強化岸壁の整備が完了し、6月2日、供用式典が現地の7-4(ななのよん)号岸壁を会場に開かれる。岸壁が延伸され、効率的な物流機能が確保される上、巨大地震にも耐えられる岸壁で、緊急物資輸送も可能となる。
水深12㍍、延長約260㍍の耐震岸壁で、2014(平成26)年度から国交省中部地方整備局三河港湾事務所が工事を進めていた。
自動車輸入が台数、金額とも25年連続で全国一など国内屈指の自動車輸出入の拠点となっている同港を支える神野地区。だが、岸壁延長の不足で同時着岸数に制限があるほか、自動車、コンテナ、一般貨物が混在化しており、非効率的な輸送を余儀なくされていた。
岸壁の延伸により、効率的な物流機能が確保され、同港を利用する地域産業の国際競争力向上が期待される。また、貨物混在のため、自動車にはスクラップなど飛散貨物の付着を防ぐ対策の費用も生じており、今後、貨物ごとの集約を順次進めていく。
岸壁は通常よりも耐震性を強めた耐震強化岸壁にすることにより、同港で起こりうる最大級の地震が発生した際、発災直後から緊急物資の輸送や経済活動を維持できるという。
式典は、中部地方整備局と県の主催で開かれ、関係者が出席、テープカットなどで供用を祝う。
(中村晋也)