6月17日に豊橋で「気まぐれコンサート」

　地元の人たちに一流の音楽を提供し好評を博している「気まぐれコンサート」その28（東愛知新聞社など後援）が、６月17日午後２時から、豊橋市神野神田町のホテルシーパレスリゾートで開かれる。「ウィーンからの音の大使」と題し、ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団主席コンサートマスターを務めるライナー・ホーネック氏が世界最高峰の音色を奏でる。
　市内の小川水産・小川惠司会長が地元の音楽文化振興や地元若手音楽家の育成にと開く恒例のコンサート。毎年ウィーンに足を運び、ウィーンフィルとの強い絆がある小川さんが夫妻で長年続けているもので、その質の高さからファンの人気はもちろん、海外演奏家からの出演希望も多い。
　当日は、ホーネック氏が名器ストラディバリウス「シャコンヌ」を演奏、伸びやかな音色で“父の日”を華麗に彩る。今回はポピュラーで聴きやすい名曲を選び、「最後のアンコールまで十分楽しんでいただけると思う。ウィーンからの音の大使の名演奏で感動を味わって」と小川さん。
　「ヴァイオリン・ソナタ第９番作品47《クロイツェル》」（ベートーベン）「ヴァイオリン・ソナタ第１番ト長調作品78《雨の歌》」（ブラームス）「無伴奏ヴァイオリン・パルティータ第１番ロ短調」（バッハ）などを演奏予定。国内外で活躍するピアニスト・村田千佳さんが共演する。
　入場料６０００円（全席自由）。チケットは若干余裕があり、豊橋文化振興財団事務所、ほの国百貨店６階プレイガイド、同コンサート事務局で販売。問い合わせは事務局の小川さん（０５３２・62・９５２９）へ。
（田中博子）