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「田原凧まつり」始まる

色鮮やかな武者絵などが描かれた初凧を手に記念写真を撮る家族連れら=トヨタ自動車厚生センターで
色鮮やかな武者絵などが描かれた初凧を手に記念写真を撮る家族連れら=トヨタ自動車厚生センターで

 第58回田原凧まつり(田原凧保存会主催、東愛知新聞社など後援)が26日、田原市内で開幕した。この日は、子どもの誕生を祝う初凧の祈願と凧揚げで、鮮やかな絵柄の初凧が舞い上がった。最終日の27日は、糸を切り合う名物の「けんか凧合戦」が繰り広げられる。
 田原凧は横長で、縦に2本だけ、つり合いを調整するための糸目が付けられているのが特長。初凧は江戸時代初期、男の子が生まれた年の翌年、端午の節句に親戚らから贈られた祝い凧を揚げ、子どもの健やかな成長などを願ったのが始まりとされる。
 初凧の祈願、凧揚げの会場となった同市緑が浜のトヨタ自動車厚生センターには、初凧を保存会に注文した市内外の家族連れが集まった。
 今年の初凧は72枚で、祈願を済ませた家族連れは芝生広場で凧揚げや記念撮影。この日は風が弱かったが、保存会員の巧みな腕で揚げられ、家族で糸を引いた。色鮮やかな武者絵や歌舞伎絵、名前が描かれた凧が大空に舞う姿を撮影したり、「揚がれ、揚がれ」と声を掛けたり。県立豊丘高校の和太鼓部が演奏で祝った。
 初凧には両親や祖父母らの願いがこもる。田原市神戸町の田中仁美さん(70)と妻美枝子さん(66)は、孫の夏向君の初凧を揚げた。「両親が上の子の運動会で来られなくてね。揚がって良かったです。健康で元気に育って」と笑顔を見せた。
 新城市有海の茶(抹茶)農家渡邉知琴さん(40)は、保存会員が作った1歳の正継君の初凧に喜び「手作りの物が好きで、この子のお祝いに初凧を作りました。大空に舞う凧のように伸び伸びと育ってくれれば」と願った。
 27日は、けんか凧合戦が午前9時から午後4時まで、市中心部のはなのき広場北側の田園地帯を会場に行われる。
(中村晋也)

 第58回田原凧まつり(田原凧保存会主催、東愛知新聞社など後援)が26日、田原市内で開幕した。この日は、子どもの誕生を祝う初凧の祈願と凧揚げで、鮮やかな絵柄の初凧が舞い上がった。最終日の27日は、糸を切り合う名物の「けんか凧合戦」が繰り広げられる。
 田原凧は横長で、縦に2本だけ、つり合いを調整するための糸目が付けられているのが特長。初凧は江戸時代初期、男の子が生まれた年の翌年、端午の節句に親戚らから贈られた祝い凧を揚げ、子どもの健やかな成長などを願ったのが始まりとされる。
 初凧の祈願、凧揚げの会場となった同市緑が浜のトヨタ自動車厚生センターには、初凧を保存会に注文した市内外の家族連れが集まった。
 今年の初凧は72枚で、祈願を済ませた家族連れは芝生広場で凧揚げや記念撮影。この日は風が弱かったが、保存会員の巧みな腕で揚げられ、家族で糸を引いた。色鮮やかな武者絵や歌舞伎絵、名前が描かれた凧が大空に舞う姿を撮影したり、「揚がれ、揚がれ」と声を掛けたり。県立豊丘高校の和太鼓部が演奏で祝った。
 初凧には両親や祖父母らの願いがこもる。田原市神戸町の田中仁美さん(70)と妻美枝子さん(66)は、孫の夏向君の初凧を揚げた。「両親が上の子の運動会で来られなくてね。揚がって良かったです。健康で元気に育って」と笑顔を見せた。
 新城市有海の茶(抹茶)農家渡邉知琴さん(40)は、保存会員が作った1歳の正継君の初凧に喜び「手作りの物が好きで、この子のお祝いに初凧を作りました。大空に舞う凧のように伸び伸びと育ってくれれば」と願った。
 27日は、けんか凧合戦が午前9時から午後4時まで、市中心部のはなのき広場北側の田園地帯を会場に行われる。
(中村晋也)

色鮮やかな武者絵などが描かれた初凧を手に記念写真を撮る家族連れら=トヨタ自動車厚生センターで
色鮮やかな武者絵などが描かれた初凧を手に記念写真を撮る家族連れら=トヨタ自動車厚生センターで

カテゴリー:社会・経済 / イベント

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