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田原凧まつり「けんか凧合戦」

空中を見上げ、糸を引く子どもら=田原市内で
空中を見上げ、糸を引く子どもら=田原市内で

 第58回田原凧まつり(東愛知新聞社など後援)は最終日の27日、名物の「けんか凧合戦」が田原市はなのき広場北側の田園地帯で繰り広げられた。参加チームが赤、青に分かれて対決し、「青Fu」(藤城運輸)が優勝。今春開校した凧の学校「はやぶさ」から参加した小・中学生の「赤はやぶさ」(林辰幸)が3位に入り、健闘した。
 横長で、糸目が2本という田原凧の特長から、けんか凧は大空を縦横、自由自在に動く。糸には、ガラスを粉末状にした「ナンキン」がのり付けされ、糸同士が擦れた際に切れる。
 この日は31チームが参加し、午前9時から午後4時まで合戦。10回挑め、糸の切り方による得点で競った。程良い風が吹き、各チームは次々と戦場へ。独自の数字や記号の「凧印」が入った自慢の凧を揚げ、揚げ手らが空中を見上げて糸を引いた。
 合戦開始間もなく、いきなり気を吐いたのは「赤はやぶさ」。中学1年の林大和君が巧みな糸さばきを見せ、1回で3枚を切り落とした。長丁場の戦いで、各チームはタイミングを見計らって戦いに挑んだ。空中合戦の実況は、おなじみの審判長・山下政良市長が務めた。
 赤はやぶさは、中学1年生と小学6年生の7人。ベテラン指導者から「上からゆっくり切り落とす」「最初は楽しめ」と助言を受け、林君や中学1年の立岩千宙君、岸上裕弥君ら全員が揚げ手となった。林君は「3枚を切り、きょうはいけると思った」と振り返った。一方、岸上君は「切ることができなかったから来年こそは」と悔しさをにじませた。
 合戦は、総合得点で赤が優勝した。
 優勝と3位以外の上位は次のチーム。
 ②赤6(仲谷和彦)④赤15(金井定男)⑤青寿(寿鉱業)⑥青松(松の家)⑦赤8(金子洋司)⑧青18(岡田伍生)▽特別賞 赤○(静岡支部)赤藤(藤城正孝)青AW(アイシンAW)
(中村晋也)

 第58回田原凧まつり(東愛知新聞社など後援)は最終日の27日、名物の「けんか凧合戦」が田原市はなのき広場北側の田園地帯で繰り広げられた。参加チームが赤、青に分かれて対決し、「青Fu」(藤城運輸)が優勝。今春開校した凧の学校「はやぶさ」から参加した小・中学生の「赤はやぶさ」(林辰幸)が3位に入り、健闘した。
 横長で、糸目が2本という田原凧の特長から、けんか凧は大空を縦横、自由自在に動く。糸には、ガラスを粉末状にした「ナンキン」がのり付けされ、糸同士が擦れた際に切れる。
 この日は31チームが参加し、午前9時から午後4時まで合戦。10回挑め、糸の切り方による得点で競った。程良い風が吹き、各チームは次々と戦場へ。独自の数字や記号の「凧印」が入った自慢の凧を揚げ、揚げ手らが空中を見上げて糸を引いた。
 合戦開始間もなく、いきなり気を吐いたのは「赤はやぶさ」。中学1年の林大和君が巧みな糸さばきを見せ、1回で3枚を切り落とした。長丁場の戦いで、各チームはタイミングを見計らって戦いに挑んだ。空中合戦の実況は、おなじみの審判長・山下政良市長が務めた。
 赤はやぶさは、中学1年生と小学6年生の7人。ベテラン指導者から「上からゆっくり切り落とす」「最初は楽しめ」と助言を受け、林君や中学1年の立岩千宙君、岸上裕弥君ら全員が揚げ手となった。林君は「3枚を切り、きょうはいけると思った」と振り返った。一方、岸上君は「切ることができなかったから来年こそは」と悔しさをにじませた。
 合戦は、総合得点で赤が優勝した。
 優勝と3位以外の上位は次のチーム。
 ②赤6(仲谷和彦)④赤15(金井定男)⑤青寿(寿鉱業)⑥青松(松の家)⑦赤8(金子洋司)⑧青18(岡田伍生)▽特別賞 赤○(静岡支部)赤藤(藤城正孝)青AW(アイシンAW)
(中村晋也)

空中を見上げ、糸を引く子どもら=田原市内で
空中を見上げ、糸を引く子どもら=田原市内で

カテゴリー:社会・経済 / 芸能・文化

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