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豊橋「みらい」第1期生修了式

日本語で将来の夢などを発表するブラジル国籍の生徒=豊橋市立豊岡中学校で
日本語で将来の夢などを発表するブラジル国籍の生徒=豊橋市立豊岡中学校で
仲間との別れを惜しみハイタッチするフィリピン国籍の生徒㊨=同
仲間との別れを惜しみハイタッチするフィリピン国籍の生徒㊨=同

 今年度、豊橋市立豊岡中学校に新設された来日間もない外国籍中学生らのための初期支援校「みらい」で31日、第1期生の修了式があった。ブラジル籍3人とフィリピン籍1人の計4人が、日本語で将来の夢や同校での思い出などを発表。仲間に見送られ、互いの成長を誓い合った。
 市内の外国籍(両親が外国籍で子どもが日本籍の場合も含む)生徒は4月現在で574人、2007(平成19)年の倍以上。一方で、従来あった初期支援教室を経ずに編入する生徒も増え、日本語が不自由なまま高校に進学している子もいたため、新たな支援体制として同市教育委員会が「みらい」を設置。生徒たちは居住学区に学籍を置きながら週4日間、8週間にわたり、日本語の読み書き、会話を中心に英語と数学も学んできた。現在は1期生を含め3カ国15人が通う。
 式では、山西正泰教育長から4人に修了証が手渡された。山西教育長は「これからの頑張り、日本での生活に期待しています」、豊岡中の佐藤充宏校長は「もっと勉強して素敵な人になれると信じています」とエールを送った。
 続いて、4人は保護者らが見守る中、勉強の成果を披露。「将来はエンジニアになって、フィリピンに病院をつくりたい」(豊岡中1年、エストルバ・ジャマシ)「みらいでは、たくさん勉強して、たくさん話して、楽しい時間がとても多かったです」(東部中2年、西山ヨシト)など、自分で組み立てて書いた日本語の文章で思い出や未来への決意を語った。
 仲間たちからは、ポルトガル語や日本語などでメッセージがしたためられた色紙が贈られ、最後は1人ひとりと握手やハイタッチで別れを惜しんだ。
 4人は来週から、在籍校での生活を本格的に始める。市立東部中1年のアラカキリュウジさん(12)=ブラジル籍=は「自分の名前を漢字で書けるようになった。たくさんの言葉が話せる医者を目指して、勉強を頑張りたい」と意欲を見せていた。
(飯塚雪)

 今年度、豊橋市立豊岡中学校に新設された来日間もない外国籍中学生らのための初期支援校「みらい」で31日、第1期生の修了式があった。ブラジル籍3人とフィリピン籍1人の計4人が、日本語で将来の夢や同校での思い出などを発表。仲間に見送られ、互いの成長を誓い合った。
 市内の外国籍(両親が外国籍で子どもが日本籍の場合も含む)生徒は4月現在で574人、2007(平成19)年の倍以上。一方で、従来あった初期支援教室を経ずに編入する生徒も増え、日本語が不自由なまま高校に進学している子もいたため、新たな支援体制として同市教育委員会が「みらい」を設置。生徒たちは居住学区に学籍を置きながら週4日間、8週間にわたり、日本語の読み書き、会話を中心に英語と数学も学んできた。現在は1期生を含め3カ国15人が通う。
 式では、山西正泰教育長から4人に修了証が手渡された。山西教育長は「これからの頑張り、日本での生活に期待しています」、豊岡中の佐藤充宏校長は「もっと勉強して素敵な人になれると信じています」とエールを送った。
 続いて、4人は保護者らが見守る中、勉強の成果を披露。「将来はエンジニアになって、フィリピンに病院をつくりたい」(豊岡中1年、エストルバ・ジャマシ)「みらいでは、たくさん勉強して、たくさん話して、楽しい時間がとても多かったです」(東部中2年、西山ヨシト)など、自分で組み立てて書いた日本語の文章で思い出や未来への決意を語った。
 仲間たちからは、ポルトガル語や日本語などでメッセージがしたためられた色紙が贈られ、最後は1人ひとりと握手やハイタッチで別れを惜しんだ。
 4人は来週から、在籍校での生活を本格的に始める。市立東部中1年のアラカキリュウジさん(12)=ブラジル籍=は「自分の名前を漢字で書けるようになった。たくさんの言葉が話せる医者を目指して、勉強を頑張りたい」と意欲を見せていた。
(飯塚雪)

日本語で将来の夢などを発表するブラジル国籍の生徒=豊橋市立豊岡中学校で
日本語で将来の夢などを発表するブラジル国籍の生徒=豊橋市立豊岡中学校で
仲間との別れを惜しみハイタッチするフィリピン国籍の生徒㊨=同
仲間との別れを惜しみハイタッチするフィリピン国籍の生徒㊨=同

カテゴリー:社会・経済 / 地域・教育

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