豊橋「ここにこ」に輝き揺らめく“クラゲ”

　こんな幻想的なクリスマスイルミネーションはいかが？豊橋市のこども未来館ここにこで、浮遊体アートの展示会「オドル・ユレル・イルミネーション」が開催中。ブラックライトに照らされて輝きながら水中をたゆたう“人工クラゲ”が作る不思議な世界が堪能できる。１月10日まで(28～1月1日休館）。
　奈良県の想芸館代表・奥田エイメイさんが企画・監修。オリジナル配合で作る特殊な樹脂素材を使った本物そっくりのクラゲのオブジェが、わずかな水流に乗って特製の水槽の中をフワフワと漂うものだ。
　色も大きさも多彩なクラゲが、ブラックライトに照らされ、赤や黄、青白く輝きながらいくつもの水槽の中を揺らめく空間は異世界のよう。奥田さんや来場した子どもたちによる紙のオブジェも、美しく輝きながら水槽を囲んでいる。
　会場の企画展示室を訪れた人たちは「わあ、きれい」「本物かと思った」と、時間を忘れて水槽に見入っている。同館職員は「各地で美しいイルミネーションを見ることができるが、この冬はこんな珍しい光も楽しんで」と来場を呼び掛ける。
　入場無料。展示時間は午前９時半から午後５時で、25日は午後８時まで延長する。
（田中博子）