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民間プール活用の水泳授業 豊橋市が試行

 豊橋市は、民間の屋内プールを活用した水泳授業を市立鷹丘小学校で試験的に始めた。児童の泳力向上や、プールの老朽化などへの対応として、人口減少時代の学校プールの在り方を検討する中、メリット、デメリットを洗い出し、民間プール活用の可能性を探る。
 試行しているのは鷹丘小5年生(137人)の授業で、今月初旬から来月まで4日間実施する。同小近くのグランドパシフィックスポーツ倶楽部(西小鷹野4)を使用して始めた。事業費は82万8000円。
 授業は全4クラスが2クラスずつに分かれ、民間インストラクターと教員が協力して行う。25㍍泳げない児童にはインストラクターが指導。他の児童は、泳力に合わせたグループごとでインストラクターと教員が教えている。
 民間の屋内プールを使った水泳授業について、市教育委員会は、天候に左右されずにできるほか、専門性の高い指導で児童の泳力向上につながるなどの効果を期待する。一方で、学校から移動する際の時間や安全性、インストラクターと教員の役割分担などがデメリットという。
 鷹丘小で来季も試行し、民間プール活用の可能性について検討する。
 県内では名古屋市が民間プールを活用していて、大府市も6月から使っているという。
 豊橋市の市立小・中学校には全てプールが備わる。昭和30年代、40年代に設けられたプールも多く、老朽化も進む。児童に泳ぎ方を教える場になっている反面、夏季しか使用しないという側面もある。
 人口減少を迎え、児童数が減る中、児童の泳力向上の教育面と、プールの維持管理などをどうするかが課題となっており、市教委は今後の学校プールの在り方を検討している。
 佐原光一市長は「身近に海や川のある豊橋。泳げるまでにはしてあげたい。市内には児童数の少ない学校、大規模校もあり、地域に合ったモデルパターンをつくれれば」と話している。
(中村晋也)

 豊橋市は、民間の屋内プールを活用した水泳授業を市立鷹丘小学校で試験的に始めた。児童の泳力向上や、プールの老朽化などへの対応として、人口減少時代の学校プールの在り方を検討する中、メリット、デメリットを洗い出し、民間プール活用の可能性を探る。
 試行しているのは鷹丘小5年生(137人)の授業で、今月初旬から来月まで4日間実施する。同小近くのグランドパシフィックスポーツ倶楽部(西小鷹野4)を使用して始めた。事業費は82万8000円。
 授業は全4クラスが2クラスずつに分かれ、民間インストラクターと教員が協力して行う。25㍍泳げない児童にはインストラクターが指導。他の児童は、泳力に合わせたグループごとでインストラクターと教員が教えている。
 民間の屋内プールを使った水泳授業について、市教育委員会は、天候に左右されずにできるほか、専門性の高い指導で児童の泳力向上につながるなどの効果を期待する。一方で、学校から移動する際の時間や安全性、インストラクターと教員の役割分担などがデメリットという。
 鷹丘小で来季も試行し、民間プール活用の可能性について検討する。
 県内では名古屋市が民間プールを活用していて、大府市も6月から使っているという。
 豊橋市の市立小・中学校には全てプールが備わる。昭和30年代、40年代に設けられたプールも多く、老朽化も進む。児童に泳ぎ方を教える場になっている反面、夏季しか使用しないという側面もある。
 人口減少を迎え、児童数が減る中、児童の泳力向上の教育面と、プールの維持管理などをどうするかが課題となっており、市教委は今後の学校プールの在り方を検討している。
 佐原光一市長は「身近に海や川のある豊橋。泳げるまでにはしてあげたい。市内には児童数の少ない学校、大規模校もあり、地域に合ったモデルパターンをつくれれば」と話している。
(中村晋也)

カテゴリー:政治・行政

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