善行表彰3校が豊橋市役所表敬

　日本善行会愛知県豊橋支部（山本明彦会長）から春季善行表彰を受賞した豊橋市内の小・中学校３校が８日、同市役所で山西正泰教育長に喜びを報告した。
　表彰を受けたのは市立豊城中と牟呂小、福岡小の３校。善行精神の普及や実践を通じて明るく住みよい社会環境づくりに取り組む同会が毎年、地域活動などで貢献のある学校をたたえている。
　豊城中は、長年にわたる豊川のクリーン作戦やアルミ缶の収集活動、福祉体験学習に力を入れていることが評価された。柴田祥宏校長は「表彰をいただき、身が引き締まる思いです」と話した。
　牟呂小は、児童が校区の歴史や文化を学び、牟呂八幡宮例大祭で奉納される「ええじゃないか踊り」を伝承していることや、地域住民と協力しての校区防災コミュニティマップ作成活動が認められた。久野哲司校長は「地域の方々が校区の文化や伝統を見つめ直し、地域を愛するきっかけになっている」と報告した。
　福岡小は、毎年の「七夕集会」や「福岡フェスティバル」など地域のイベントなどに児童が主体的に参加していることや、日々のあいさつ運動などを通じた地域住民とのつながりが評価された。河野宏雄校長は「地域に支えられて、表彰を受けることができました」とあいさつした。
　山西教育長は「選ばれた３校の地域貢献活動に対して、改めてこちらから感謝します。これからも地域貢献をどんどん発信していってください」と期待を込めて話した。
（井嶋義典）