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米朝首脳会談を見守る三千里鐵道の都代表

トランプ大統領と金委員長の歴史的な会談を見守る
トランプ大統領と金委員長の歴史的な会談を見守る

 史上初の米朝首脳会談が12日、シンガポールで開かれ、米国トランプ大統領と北朝鮮の金正恩国務委員長が非核化などを盛り込む共同声明に署名した。豊橋市が本部で、南北統一に向けた活動を行うNPO法人・三千里鐵道の都相太(トサンテ)理事長(76)も歴史的瞬間を見届けた。
 両首脳が署名した声明では「米朝関係の正常化」「朝鮮半島の平和体制保障」「朝鮮半島の完全な非核化」「朝鮮戦争の遺骸送還など」の4項目で合意した。
 寄付金などの活動で2010年に韓国の財団からハンギョレ統一文化賞を受賞した都氏は、会長を務める豊川市内の会社で会談の行く末を見守った。両首脳が笑顔で握手する光景に「涙が出てきた。(朝鮮戦争の)休戦協定から65年もかかったのか…」と感慨に浸った。
 戦争の危機にまで陥った両国のトップの会談に、都氏は「紆余曲折はあったが、まず会ったことがいい。『和して同ぜず』というように、考えは違っても人は仲良くはなれる。100人近い会員がいる三千里鐵道にも個性的な人がいるが、互いの意見を尊重することが大事だ」と話した。
 今後の両国の関係には「朝鮮半島全体の非核化に向けて、互いにゴールを決めて交渉を重ねて進めていくべきだ」。また「米国の企業も北に進出すれば、戦争になることもない。北は鉱物資源が豊富で、互いをうまく利用することが発展につながる」と経済協力に期待した。
 朝鮮半島を結ぶ鉄道開通に尽力する三千里鐵道としても、活動の進展に期待できる。都氏は「今後の動きを注視し、まずは(閉鎖中の)ケソン工業団地に行きたい」と話した。
(由本裕貴)

 史上初の米朝首脳会談が12日、シンガポールで開かれ、米国トランプ大統領と北朝鮮の金正恩国務委員長が非核化などを盛り込む共同声明に署名した。豊橋市が本部で、南北統一に向けた活動を行うNPO法人・三千里鐵道の都相太(トサンテ)理事長(76)も歴史的瞬間を見届けた。
 両首脳が署名した声明では「米朝関係の正常化」「朝鮮半島の平和体制保障」「朝鮮半島の完全な非核化」「朝鮮戦争の遺骸送還など」の4項目で合意した。
 寄付金などの活動で2010年に韓国の財団からハンギョレ統一文化賞を受賞した都氏は、会長を務める豊川市内の会社で会談の行く末を見守った。両首脳が笑顔で握手する光景に「涙が出てきた。(朝鮮戦争の)休戦協定から65年もかかったのか…」と感慨に浸った。
 戦争の危機にまで陥った両国のトップの会談に、都氏は「紆余曲折はあったが、まず会ったことがいい。『和して同ぜず』というように、考えは違っても人は仲良くはなれる。100人近い会員がいる三千里鐵道にも個性的な人がいるが、互いの意見を尊重することが大事だ」と話した。
 今後の両国の関係には「朝鮮半島全体の非核化に向けて、互いにゴールを決めて交渉を重ねて進めていくべきだ」。また「米国の企業も北に進出すれば、戦争になることもない。北は鉱物資源が豊富で、互いをうまく利用することが発展につながる」と経済協力に期待した。
 朝鮮半島を結ぶ鉄道開通に尽力する三千里鐵道としても、活動の進展に期待できる。都氏は「今後の動きを注視し、まずは(閉鎖中の)ケソン工業団地に行きたい」と話した。
(由本裕貴)

トランプ大統領と金委員長の歴史的な会談を見守る
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カテゴリー:社会・経済

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