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元教諭に懲役1年を求刑

豊橋の岩西小体罰事件初公判

 昨年10月、豊橋市立岩西小学校で児童の頭を黒板に打ち付けるなどの暴行を加えとして、暴力行為等処罰法違反の罪に問われた40代の元教諭男の初公判が名古屋地裁豊橋支部で開かれ、元教諭は起訴内容を認めた。検察側は「反省の態度や教育現場への復職意思がないことなどを考慮しても、自分の指導能力を過信するあまり常習的に身勝手な犯行を繰り返した」とし、懲役1年を求刑、即日結審した。
 弁護側は「計画的な犯行ではなく、極めて悪質とは言い切れない。復職意思がなく、反省、改心の情は明らかだ」などとして執行猶予付き判決を求めた。
 検察側は、冒頭陳述で元教諭が教えたことや指導したことを児童が実践できなかったり、理解を示さなかったりした場合に立腹し、大声で叱責したり、暴力を振るったりすることがあり、被害を受けた当時7歳の児童2人に対しても同様の理由で犯行に及んだと主張。「臨時講師として勤務してから退職するまでの間に複数の生徒に対する暴行は多数回に及ぶ」とも指摘した。
 黒のスーツ姿で出廷し、うつ向きがちに陳述を聞いていた元教諭は「私の暴力行為によって、被害児童の楽しい学校生活をつらく心苦しいものにしてしまった。心の傷を負わしてしまいました。自分がやったことをすごく後悔しており、深く反省し、心からおわびを申し上げたい気持ちでいっぱいです」と謝罪の言葉を口にした。
 また、「自分のもともとの性格として、思い通りにならなくてカッとなってしまう」「本当はいけないこととはわかっていたが、自分への甘えで続けてしまった」と話した。
 「もっと早く教育現場から身を引くべきだったのではないか」との検察の質問には「そう考えることもできます」と答えた。
 判決は28日に言い渡される予定。
 起訴状によると、元教諭は昨年10月4日、岩西小学校教室内で、当時担当していた2年生の女児(当時7歳)の頭のあたりを右手でつかみ、児童の額を黒板に数回打ち付け、同月27日、同所で別の男児(当時7歳)の頭を定規で1回殴る暴行を加えたとされる。

豊橋の岩西小体罰事件初公判

 昨年10月、豊橋市立岩西小学校で児童の頭を黒板に打ち付けるなどの暴行を加えとして、暴力行為等処罰法違反の罪に問われた40代の元教諭男の初公判が名古屋地裁豊橋支部で開かれ、元教諭は起訴内容を認めた。検察側は「反省の態度や教育現場への復職意思がないことなどを考慮しても、自分の指導能力を過信するあまり常習的に身勝手な犯行を繰り返した」とし、懲役1年を求刑、即日結審した。
 弁護側は「計画的な犯行ではなく、極めて悪質とは言い切れない。復職意思がなく、反省、改心の情は明らかだ」などとして執行猶予付き判決を求めた。
 検察側は、冒頭陳述で元教諭が教えたことや指導したことを児童が実践できなかったり、理解を示さなかったりした場合に立腹し、大声で叱責したり、暴力を振るったりすることがあり、被害を受けた当時7歳の児童2人に対しても同様の理由で犯行に及んだと主張。「臨時講師として勤務してから退職するまでの間に複数の生徒に対する暴行は多数回に及ぶ」とも指摘した。
 黒のスーツ姿で出廷し、うつ向きがちに陳述を聞いていた元教諭は「私の暴力行為によって、被害児童の楽しい学校生活をつらく心苦しいものにしてしまった。心の傷を負わしてしまいました。自分がやったことをすごく後悔しており、深く反省し、心からおわびを申し上げたい気持ちでいっぱいです」と謝罪の言葉を口にした。
 また、「自分のもともとの性格として、思い通りにならなくてカッとなってしまう」「本当はいけないこととはわかっていたが、自分への甘えで続けてしまった」と話した。
 「もっと早く教育現場から身を引くべきだったのではないか」との検察の質問には「そう考えることもできます」と答えた。
 判決は28日に言い渡される予定。
 起訴状によると、元教諭は昨年10月4日、岩西小学校教室内で、当時担当していた2年生の女児(当時7歳)の頭のあたりを右手でつかみ、児童の額を黒板に数回打ち付け、同月27日、同所で別の男児(当時7歳)の頭を定規で1回殴る暴行を加えたとされる。

カテゴリー:社会・経済

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