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豊橋空襲犠牲者の冥福祈る「つどい」

花を手向け、鎮魂の祈りを捧げる参列者=豊橋市の湊町公園で
花を手向け、鎮魂の祈りを捧げる参列者=豊橋市の湊町公園で

 624人の死者が出た豊橋空襲(1945年6月19日深夜から20日未明)の犠牲者に祈りを捧(ささ)げるつどいが20日、追悼碑のある同市湊町の湊町公園であった。大粒の雨の中、市民や高校生ら約40人が参列。犠牲者へ花を手向け、平和への誓いを新たにした。
 手作りの灯ろうが並ぶ中、私立豊橋中央高校の生徒が平和の誓いを朗読。空襲で奪われた大勢の命に思いをはせた。3年の加藤陽友美さん(17)は「経験者が言う平和という言葉の重みに胸が詰まりそうになる。私たちが実際に話を聞ける最後の世代。将来、保育士になった時、子どもたちに教えられる人でありたい」と話した。
 つどいは、空襲の実態を調べてきた市民団体「豊橋空襲を語りつぐ会」(安間慎代表)が主催。例年、近くの豊川(とよがわ)で行う灯ろう流しは雨のため中止にした。
 同会は24日午後2時から、豊橋市民センターカリオンビルで岡崎、一宮両市の市民団体を招き、シンポジウムを開く。3市とも一般市民へのB29による無差別爆撃を受けており、空襲を後世に継承する方法などについて意見を交わす。参加無料。
(飯塚雪)

 624人の死者が出た豊橋空襲(1945年6月19日深夜から20日未明)の犠牲者に祈りを捧(ささ)げるつどいが20日、追悼碑のある同市湊町の湊町公園であった。大粒の雨の中、市民や高校生ら約40人が参列。犠牲者へ花を手向け、平和への誓いを新たにした。
 手作りの灯ろうが並ぶ中、私立豊橋中央高校の生徒が平和の誓いを朗読。空襲で奪われた大勢の命に思いをはせた。3年の加藤陽友美さん(17)は「経験者が言う平和という言葉の重みに胸が詰まりそうになる。私たちが実際に話を聞ける最後の世代。将来、保育士になった時、子どもたちに教えられる人でありたい」と話した。
 つどいは、空襲の実態を調べてきた市民団体「豊橋空襲を語りつぐ会」(安間慎代表)が主催。例年、近くの豊川(とよがわ)で行う灯ろう流しは雨のため中止にした。
 同会は24日午後2時から、豊橋市民センターカリオンビルで岡崎、一宮両市の市民団体を招き、シンポジウムを開く。3市とも一般市民へのB29による無差別爆撃を受けており、空襲を後世に継承する方法などについて意見を交わす。参加無料。
(飯塚雪)

花を手向け、鎮魂の祈りを捧げる参列者=豊橋市の湊町公園で
花を手向け、鎮魂の祈りを捧げる参列者=豊橋市の湊町公園で

カテゴリー:社会・経済

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