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有害鳥獣駆除だけでなく活用を

出席した議員らに講演する高橋さん=新城観光ホテルで
出席した議員らに講演する高橋さん=新城観光ホテルで

新城市猟友会と地元議員らと懇談会

 有害鳥獣害対策を考えてもらおうと新城市猟友会(佐藤勝彦会長)は20日夜、新城観光ホテルで地元の議員らを招いて懇談会を開いた。会員らはシカやイノシシなどは狩猟による駆除だけでなく地域ぐるみでの対応の必要性を訴えたほか、ジビエ料理に舌鼓を打ち活用法を考えた。
 同会が有害鳥獣害を社会的問題として現状を知ってもらおうと、会員でもある滝川健司市議に要請。市議会からは14人と峰野修県議、関係機関の市役所と、新城設楽の鳥獣対策協議会が出席した。
 現状では鳥獣保護管理委員の高橋啓さんが「捕獲のみを考えると猟友会員の負担が増大するため、地域住民との連携が必要。野生のシカやイノシシは山をめぐっており、一つの地域では収まらない」と現状を報告した。
 佐藤会長は「市内では畑への侵入防止柵が張りめぐらされ、人がその中で住んでいるようになっている。猟友会員の高齢化もあるため、有害鳥獣への対策を地域ぐるみで協力体制ができないかを考えたかった」と話した。
 続いてジビエ料理が紹介され、出席者はイノシシ肉のロース焼きや、麻婆豆腐、シカ肉での青椒ロースなど6品を味わった。
 滝川市議は「網や柵は対処療法でしかない。猟友会員が増えれば良いがそうはいかない。行政と地域との連携は必要」と語った。
 また下江洋行市議は「鳥獣は資源として活用できる。貴重な食材にもなるため、使ってもらえる飲食店が広がっていけば」とジビエ料理としての利用拡大にも期待を込めた。
(安藤聡)

新城市猟友会と地元議員らと懇談会

 有害鳥獣害対策を考えてもらおうと新城市猟友会(佐藤勝彦会長)は20日夜、新城観光ホテルで地元の議員らを招いて懇談会を開いた。会員らはシカやイノシシなどは狩猟による駆除だけでなく地域ぐるみでの対応の必要性を訴えたほか、ジビエ料理に舌鼓を打ち活用法を考えた。
 同会が有害鳥獣害を社会的問題として現状を知ってもらおうと、会員でもある滝川健司市議に要請。市議会からは14人と峰野修県議、関係機関の市役所と、新城設楽の鳥獣対策協議会が出席した。
 現状では鳥獣保護管理委員の高橋啓さんが「捕獲のみを考えると猟友会員の負担が増大するため、地域住民との連携が必要。野生のシカやイノシシは山をめぐっており、一つの地域では収まらない」と現状を報告した。
 佐藤会長は「市内では畑への侵入防止柵が張りめぐらされ、人がその中で住んでいるようになっている。猟友会員の高齢化もあるため、有害鳥獣への対策を地域ぐるみで協力体制ができないかを考えたかった」と話した。
 続いてジビエ料理が紹介され、出席者はイノシシ肉のロース焼きや、麻婆豆腐、シカ肉での青椒ロースなど6品を味わった。
 滝川市議は「網や柵は対処療法でしかない。猟友会員が増えれば良いがそうはいかない。行政と地域との連携は必要」と語った。
 また下江洋行市議は「鳥獣は資源として活用できる。貴重な食材にもなるため、使ってもらえる飲食店が広がっていけば」とジビエ料理としての利用拡大にも期待を込めた。
(安藤聡)

出席した議員らに講演する高橋さん=新城観光ホテルで
出席した議員らに講演する高橋さん=新城観光ホテルで

カテゴリー:社会・経済 / 政治・行政

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