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文化回顧 トリエンナーレや豊橋美博一新など東三河の芸術は話題満載

大村秀章知事も視察に訪れた「あいちトリエンナーレ2016」豊橋会場=プラットで
大村秀章知事も視察に訪れた「あいちトリエンナーレ2016」豊橋会場=プラットで

 豊橋市制110周年関連の企画展、同市美術博物館リニューアルオープンなど、東三河の芸術分野では大きな出来事があった。中でも、3年に1度開く「あいちトリエンナーレ2016」で、初めて豊橋会場が設けられたのは記憶に新しい。今年は“まんが”を紹介する展示会も多かった。豊橋市美術博物館を中心に、1年の芸術活動を振り返りたい。
 【1月】豊橋市美術博物館で収蔵品展「color room」を開催。収蔵作品を白・青・黄・赤・黒…と色調別に部屋に分けて展示するユニークな試みを実施。
 【2月】豊橋市美術博物館で、日本を代表する世界的な模型メーカー「タミヤ」と、豊橋を拠点にこだわりの模型を世界に発信する「ファインモールド」を紹介する「模型の魅力展-タミヤとファインモールド」を開催。
 【3月】田原市博物館で「春の企画展 田原の美術 道家珍彦展-シルクロードと渥美」と「生誕200年渡辺如山」を5月まで開催。
 【4~6月】豊橋市美術博物館で「新 収蔵品展」。また、世界的に評価の高い“マンガ”に焦点を当てた「『描く!』マンガ展」も同館で開催し、県内外からの多数のファンでにぎわった。
 【7、8月】豊橋市美術博物館で「丸沼芸術の森所蔵 アンドリュー・ワイエス水彩・素描展」。オルソン・シリーズから115点を紹介し、ファンを魅了した。
 蒲郡市博物館で「没後50年企画展 岸間芳松さんと灯火具コレクション展」と「妖怪になった道具たち」を開催。
 田原市博物館では夏の企画展「川崎のぼる~汗と涙と笑いと~展」。人気マンガ「いなかっぺ大将」「荒野の少年イサム」「てんとう虫の歌」などの原画を展示した。
 8月11日から10月23日まで、国内最大級の現代アートの祭典「あいちトリエンナーレ2016」を県内で開催。初めて豊橋にも展示会場が設けられ、穂の国とよはし芸術劇場プラットや水上ビルなど数カ所で多彩な現代アートが紹介された。
 【9月】豊橋市美術博物館で「市制施行110周年記念 放浪の天才画家 山下清展」。貼り絵を中心に、絵画や陶磁器、各種資料などで山下の生涯を紹介。同館内レストランも開幕にあわせてオープンした。
 新城市鳳来寺山自然科学博物館で秋の特別展「きのこ展」。
 【10、11月】「第31回国民文化祭・あいち2016」。12月にかけ各地で文化行事を展開。同じく「みかわdeオンパク」も。各種体験プログラムが多数用意された。
 豊橋市制施行110周年・美術博物館リニューアル記念展「NIHON画-新たな地平を求めて」。同館を増築、郷土画家らの作品を常設する「特別展示室」と美術・歴史資料を適切に活用・保管する「収蔵庫」設置を機に、「日本画」に挑んだ画家たちの系譜を改めて検証した。
 同市二川宿本陣資料館では「判じ絵の世界」。絵で見るなぞなぞ“判じ絵”の数々を展示した。同市中央図書館では「図書館のまんが展」も開幕。
 豊川市桜ヶ丘ミュージアムで「シャガール展―色彩で語る愛」。「ダフニスとクロエ」「聖書」など、版画作品約200点を紹介。
 蒲郡市博物館で「蒲郡の古墳」、田原市博物館では「渥美半島の縄文貝塚と保美貝塚」を開催。
 【12月】豊橋市二川宿本陣資料館で「申年から酉年 干支と新春の遊び展」を、田原市博物館では冬の企画展「日本・ベルギー国交150周年記念 姫路市立美術館所蔵作品によるポール・デルヴォー版画展 ~さまよえる夢を求めて」「生誕190年野口幽谷」をそれぞれ開催中。
(田中博子)

 豊橋市制110周年関連の企画展、同市美術博物館リニューアルオープンなど、東三河の芸術分野では大きな出来事があった。中でも、3年に1度開く「あいちトリエンナーレ2016」で、初めて豊橋会場が設けられたのは記憶に新しい。今年は“まんが”を紹介する展示会も多かった。豊橋市美術博物館を中心に、1年の芸術活動を振り返りたい。
 【1月】豊橋市美術博物館で収蔵品展「color room」を開催。収蔵作品を白・青・黄・赤・黒…と色調別に部屋に分けて展示するユニークな試みを実施。
 【2月】豊橋市美術博物館で、日本を代表する世界的な模型メーカー「タミヤ」と、豊橋を拠点にこだわりの模型を世界に発信する「ファインモールド」を紹介する「模型の魅力展-タミヤとファインモールド」を開催。
 【3月】田原市博物館で「春の企画展 田原の美術 道家珍彦展-シルクロードと渥美」と「生誕200年渡辺如山」を5月まで開催。
 【4~6月】豊橋市美術博物館で「新 収蔵品展」。また、世界的に評価の高い“マンガ”に焦点を当てた「『描く!』マンガ展」も同館で開催し、県内外からの多数のファンでにぎわった。
 【7、8月】豊橋市美術博物館で「丸沼芸術の森所蔵 アンドリュー・ワイエス水彩・素描展」。オルソン・シリーズから115点を紹介し、ファンを魅了した。
 蒲郡市博物館で「没後50年企画展 岸間芳松さんと灯火具コレクション展」と「妖怪になった道具たち」を開催。
 田原市博物館では夏の企画展「川崎のぼる~汗と涙と笑いと~展」。人気マンガ「いなかっぺ大将」「荒野の少年イサム」「てんとう虫の歌」などの原画を展示した。
 8月11日から10月23日まで、国内最大級の現代アートの祭典「あいちトリエンナーレ2016」を県内で開催。初めて豊橋にも展示会場が設けられ、穂の国とよはし芸術劇場プラットや水上ビルなど数カ所で多彩な現代アートが紹介された。
 【9月】豊橋市美術博物館で「市制施行110周年記念 放浪の天才画家 山下清展」。貼り絵を中心に、絵画や陶磁器、各種資料などで山下の生涯を紹介。同館内レストランも開幕にあわせてオープンした。
 新城市鳳来寺山自然科学博物館で秋の特別展「きのこ展」。
 【10、11月】「第31回国民文化祭・あいち2016」。12月にかけ各地で文化行事を展開。同じく「みかわdeオンパク」も。各種体験プログラムが多数用意された。
 豊橋市制施行110周年・美術博物館リニューアル記念展「NIHON画-新たな地平を求めて」。同館を増築、郷土画家らの作品を常設する「特別展示室」と美術・歴史資料を適切に活用・保管する「収蔵庫」設置を機に、「日本画」に挑んだ画家たちの系譜を改めて検証した。
 同市二川宿本陣資料館では「判じ絵の世界」。絵で見るなぞなぞ“判じ絵”の数々を展示した。同市中央図書館では「図書館のまんが展」も開幕。
 豊川市桜ヶ丘ミュージアムで「シャガール展―色彩で語る愛」。「ダフニスとクロエ」「聖書」など、版画作品約200点を紹介。
 蒲郡市博物館で「蒲郡の古墳」、田原市博物館では「渥美半島の縄文貝塚と保美貝塚」を開催。
 【12月】豊橋市二川宿本陣資料館で「申年から酉年 干支と新春の遊び展」を、田原市博物館では冬の企画展「日本・ベルギー国交150周年記念 姫路市立美術館所蔵作品によるポール・デルヴォー版画展 ~さまよえる夢を求めて」「生誕190年野口幽谷」をそれぞれ開催中。
(田中博子)

大村秀章知事も視察に訪れた「あいちトリエンナーレ2016」豊橋会場=プラットで
大村秀章知事も視察に訪れた「あいちトリエンナーレ2016」豊橋会場=プラットで

カテゴリー:社会・経済 / 地域・教育

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