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豊橋刑務支所で刑務官の仕事学ぶ「女子会」

ケーキを食べながら気兼ねなく語らう参加者と女性刑務官=名古屋刑務所豊橋刑務支所で
ケーキを食べながら気兼ねなく語らう参加者と女性刑務官=名古屋刑務所豊橋刑務支所で

 女性刑務官を増やそうと、女性受刑者が入所する名古屋刑務所豊橋刑務支所(豊橋市今橋町、収容定員338人)で3日、刑務官の仕事内容やキャリアプランなどを説明する「女子会」が開かれた。県内の高校生や大学生、社会人ら13人と保護者が参加し、お茶やケーキを食べながら先輩刑務官とざっくばらんに語り合った。 
 全国的に女性刑務官の離職率の高さは深刻で、4割近い職員が3年未満で退職しており、人員確保や定着率の底上げが課題となっている。同支所でも現在、勤務する女性64人の平均年齢は28歳、平均勤務年数が5年6カ月と約7割が5年未満の若手職員となっている。出産や子育てに伴う離職だけでなく、職務内容への不満から職場を去る人もおり、女子会に近い雰囲気で気兼ねなく語らうことで、刑務官の仕事をより理解してもらい、就職前と後のギャップを埋める狙いがある。
 座談会では、ケーキを味わいながら、参加者が「やりがいは?」「夜勤明けはつらくないですか?」などと次々に質問。刑務官からは「受刑者が前向きになっていく姿が見られるのがやりがい。チームプレーも面白みの一つ」「夜勤明けは2時間仮眠して遊びにいくよ」などと笑顔でアドバイスしながら、職務の現状を伝えた。
 座談会前には、3年間の育児休業制度や、通常より短い勤務時間となる育児短時間勤務などキャリアプランについての説明や、施設見学などもあった。
 同支所はこれまで、男性受刑者を収容してきたが昨年、全国で11番目の女性収容施設となった。
(飯塚雪)

 女性刑務官を増やそうと、女性受刑者が入所する名古屋刑務所豊橋刑務支所(豊橋市今橋町、収容定員338人)で3日、刑務官の仕事内容やキャリアプランなどを説明する「女子会」が開かれた。県内の高校生や大学生、社会人ら13人と保護者が参加し、お茶やケーキを食べながら先輩刑務官とざっくばらんに語り合った。 
 全国的に女性刑務官の離職率の高さは深刻で、4割近い職員が3年未満で退職しており、人員確保や定着率の底上げが課題となっている。同支所でも現在、勤務する女性64人の平均年齢は28歳、平均勤務年数が5年6カ月と約7割が5年未満の若手職員となっている。出産や子育てに伴う離職だけでなく、職務内容への不満から職場を去る人もおり、女子会に近い雰囲気で気兼ねなく語らうことで、刑務官の仕事をより理解してもらい、就職前と後のギャップを埋める狙いがある。
 座談会では、ケーキを味わいながら、参加者が「やりがいは?」「夜勤明けはつらくないですか?」などと次々に質問。刑務官からは「受刑者が前向きになっていく姿が見られるのがやりがい。チームプレーも面白みの一つ」「夜勤明けは2時間仮眠して遊びにいくよ」などと笑顔でアドバイスしながら、職務の現状を伝えた。
 座談会前には、3年間の育児休業制度や、通常より短い勤務時間となる育児短時間勤務などキャリアプランについての説明や、施設見学などもあった。
 同支所はこれまで、男性受刑者を収容してきたが昨年、全国で11番目の女性収容施設となった。
(飯塚雪)

ケーキを食べながら気兼ねなく語らう参加者と女性刑務官=名古屋刑務所豊橋刑務支所で
ケーキを食べながら気兼ねなく語らう参加者と女性刑務官=名古屋刑務所豊橋刑務支所で

カテゴリー:社会・経済

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